皆さんが普段何気なくやっている洗顔ですが、自信を持って「正しくできている！」と言える人は何人くらいいるでしょうか。また、自信がある人も本当に正しいやり方で洗顔できているのでしょうか。
洗顔はスキンケアの基本中の基本。洗顔が正しくできるだけで、メイクのノリが変わったりくすみが改善したりと嬉しい効果が期待できるので、これを読んでしっかり確認してみてくださいね。
さっそく正しい洗顔方法をご紹介します。今まで当たり前にやっていたことが、実はNGかもしれませんよ…。
▽ぬるま湯で洗う！
シャンプーやトリートメントを流すときに一緒にシャワーで顔を洗っている人はいませんか？肌はお湯の温度が高いと、乾燥しやすい状態になります。
何となくお湯だと皮脂や汚れが落ちるというようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、熱いお湯自体が肌の刺激になり、乾燥を引き起こしてしまうのです。
だったら冷水ならいいのか？というと、そうではないのが現実。一見、毛穴の引き締め効果がありそうですが、毛穴が引き締まるのではなく、単に縮んでしまうだけなのです。
冷たい水は乾燥や肌の赤みを引き起こすこともあるので、ぬるま湯で顔を洗うようにしてください。ポイントは体温よりも少しだけ低い温度。32～35℃くらいに調節してみてくださいね。
▽擦るのはNG！
無意識にゴシゴシ肌を擦っている人はいませんか？肌は想像以上にデリケートなので、ちょっとした摩擦でも色素沈着を起こしたり乾燥肌・敏感肌になったりすると言われています。
特に額や小鼻、アゴなどはゴシゴシ洗ってしまいがちですが、どの部位も優しく擦らないように、そして力を入れずに洗いましょう。肌についているホコリは優しい力でも十分に落とせますし、黒ずみなどは力を入れれば落ちるというものではありません。
よく「泡立てた洗顔料の泡だけで肌を洗うのがいい」という話がありますが、これは肌を摩擦から守るため大事なこと。特に目元と口元は皮膚が薄いので十分気を付けてくださいね。また、同じ原理でタオルで顔を拭くときもゴシゴシはNGですよ。
▽酵素洗顔なるものもあるらしい
「酵素洗顔」を知っている人もいるかもしれません。名前の通り、洗顔に酵素のパワーを取り入れたのが酵素洗顔。酵素の力で余分な角質を除去したり黒ずみを解消したりする効果が期待でき、肌の代謝サイクル“ターンオーバー”を正常化してくれると言われます。
酵素にはパイナップルの酵素「パイン酵素」、パパイヤの酵素「パパイン酵素」などがあり、どちらもタンパク質の分解作用が期待できます。皮脂や角質・角栓などの肌トラブルの大きな原因となってるタンパク質を除去してくれるので、ゴワつきのないツルツル肌に導いてくれるのではないでしょうか。
でも、嬉しい効果の反面、その強い効果から肌トラブルの原因になってしまうこともあるので使う時は注意が必要です。例えばニキビなどの肌トラブルがある場合は改善するまで中止しましょう。
また、途中で乾燥が気になるときも中断してください。また、週1回程度にしておくことや、使用後の肌は紫外線に敏感になっているのでUVケアをすることが大切です。
正しい洗顔方法を覚えたら、併せてクレンジングやスキンケアも見なおしておきたいですね。ここからは、正しいクレンジングとスキンケアの方法をご紹介します。
▽正しいクレンジング方法
クレンジング剤にもいろいろな種類がありますが、みなさんはどんなものを使っているでしょうか。一般的に洗浄力が高いほど肌への負担も大きいと言われています。洗浄力が高い順に並べるとオイル、リキッド、ジェル、クリーム、ミルクとなります。
本当ならクリームタイプやミルクを使いけど、なかなかメイクが落ちないからオイルタイプを使っている…という人もいるかもしれませんね。正しいクレンジング剤の選び方はベースメイクに合わせること、そしてアイメイクなどのポイントメイクはそれ専用のクレンジング剤を使うことです。
ですから、普段のメイクならミルクで十分。マスカラやアイライン、リップだけはオイルやリキッドで落とすようにしてください。しっかりメイクをした時や、効果が高い日焼け止めなどを使った時だけは、もう少し洗浄力のあるクレンジング剤を選ぶといいと思います。
クレンジングの際も最小限の力で、また長時間クレンジング剤が肌についていると肌にとってはマイナスですから、短時間で落とすようにしてくださいね。
ちなみに最近ではもうポピュラーになったクレンジングシートは、オイル以上の刺激になることもあるので注意しておいたほうが良さそうです。
▽効果が倍増？スキンケアのやり方
洗顔後のスキンケアで使う基礎化粧品は、自分の肌や季節に合ったものを使用するのが鉄則です。
化粧水、乳液、美容液などを立て続けに使っている人もいますが、できれば1つ使ったらしっかりと両手でハンドプレスをして肌に浸透させ、次のアイテム、またハンドプレスをして次のアイテム、と1つずつ肌に浸透させるようにするのがおすすめです。
できれば2～3分間隔を空けると良いのですが、時間がなければ1分程度でもOKです。高級な化粧水もいいですが、もったいないからと少しずつ使うくらいなら、気兼ねなくたっぷり使えるプチプラ化粧水をおすすめします。
バシャバシャと浴びせるように保湿したあと、水分が逃げないように乳液で薄くフタをするようにするとしっかり保湿ができますよ。
いかがでしたか？正しく洗顔できていた人は安心できたと思います。反対に間違っていた人は今日からさっそく洗顔方法やクレンジング、スキンケアを見なおしましょう。
劇的な変化はありませんが、正しい洗顔やスキンケアを続けることで、少しずつキレイな肌がよみがえってきます。肌に自信がないからガッツリメイクをして、ゴシゴシクレンジング＆洗顔…これでは負のスパイラル。
キレイな肌に近づけば、薄いメイクでも十分ですし、洗顔やクレンジングで肌に負担をかけることもありませんね。
美肌は一日にして成らず！バランスの良い食生活や十分な睡眠にあわせ、正しい洗顔で自信の持てる魅力的な肌を目指しませんか？
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