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衝撃事実!好きなものをたくさん食べていると太る? いいえ、老けるのです【トピック】

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糖尿病になると肌の老化が進んで、見た目年齢が高くなるのを知っていますか? 糖尿病でないから安心、と思った人は要注意。糖化は、健康な人の身体の中でも毎日起きている現象なのです。そう、見えないところでジワジワと進むのが老化。

同志社大学生命医科学部 糖化ストレス研究センター教授の八木雅之先生が「糖化と老化」について「アンチエイジングジャパン2018」で講演しました。今回は、糖化の最新トピックをご紹介します。

糖化はアンチエイジングのトレンドワード?実は認知度が低い

少し前までは、酸化が美容と健康のキーワードになっていましたが、最近は糖化の認知度も上がってきました。

2017年に、セルフヘルシーライフが行った糖化に関するアンケート※1では、糖化という言葉を「聞いたことがある」人は30%、「よく知っている」と応えた人は25%。合わせると半数以上が、糖化という言葉を知っていましたが、「よく知っている」人はまだ少ないようです。ほかにも、AGE測定推進協会が2014年に出したプレスリリースでは、「酸化」の認知度70%に対して「糖化」の認知度は30%だったそうです。

糖化が知られるようになったのは、2011年頃からテレビや雑誌など、多くのマスコミが糖化を取り上げたから。そして、抗糖化をアピールした化粧品が、大手化粧品メーカーから次々に売り出されたこと。
 
糖化という言葉を聞いたことがある人は増えてきましたが、糖化がなぜ起るのか、どうしたら防げるのかについては、知らない人がまだ多いのではないでしょうか。

糖化が起きると、体内のタンパク質も劣化する!

糖尿病患者は、骨折しやすく、認知症、がんになりやすいだけでなく、肌にシミやしわが多く、見た目年齢が高い人が多いことから、糖尿病と老化の関係が研究されてきました。その結果、糖尿病患者の身体の中に多く蓄積されていたのがAGE(終末糖化産物)と呼ばれる物質だということがわかったのです。
 
AGEは、たんぱく質と糖が体温で加熱されてできる化合物です。食品でいうと、タンパク質と糖分を加熱調理するとできる「こげ」のようなもの。こげのようになったタンパク質は、構造が変わって劣化してしまいます。

糖尿病患者は身体の中に糖が多いので、その分、タンパク質の劣化も進み、早い老化が起こるのではないかと考えられています。糖化そのものが身体にとってよくないのですが、さらに悪いことに、糖化の反応の途中で、活性酸素やフリーラジカルも作られてしまうのです。

私たちの身体は、たんぱく質でできています。毎日の食事で糖分が入ってきます。そして体温という熱があります。この3つの条件で、健康な人でも糖化は起っています。健康な人でもAGEは蓄積されているのです。

皮膚と血管のコラーゲンの糖化は重疾患の原因にも!

身体を構成しているたんぱく質のひとつに、コラーゲンがあります。身体のたんぱく質の約30%がコラーゲンで、お肌だけでなく、骨や血管にも多く含まれています。このコラーゲンが糖化して劣化するとさまざまな臓器にも障害が出てくるとのこと。
 
特にこわいのが、血管のコラーゲンの糖化。ボディブローのようにジワジワと血管が劣化して動脈硬化心筋梗塞脳血管障害などの原因になってしまいます。骨のコラーゲンの劣化は、骨をもろくして骨折のリスクを高めます。
 
皮膚のコラーゲン劣化は、シミ、シワ、たるみの原因になります。イギリスの大衆紙『Daily Mail』が、2人の女性に4週間、AGE制限食を行ったところ、見た目年齢が3〜6歳若返ったことを紙面で報告※2しました。たった、1カ月の制限で3〜6歳若返るのは、驚くべき結果で、イギリスで話題になったそうです。

熱を加えて茶色になったものはAGE値が高い!

まずは、血糖値を上げないことが大事。そして食事で身体の中に入ってくるAGEをなるべく減らすことがアンチAGE対策です。
 
身体の中の食事由来のAGEは、約7%と言われています。日本の食事は、欧米のものに比べて、AGEが少ないようですが、揚げ物や高温で焼いた肉、焼き菓子など、熱を加えて茶色になったものはAGE値が高い食品なので、頻繁に摂らないこと、摂り過ぎないことをお勧めします。また、タバコもAGE値が高いので要注意です。

アメリカのマウントサイナイ医科大学が、549の食品のAGE含有量を報告しました。Aそれによると、肉が最も高く、植物油、チーズ、魚が続いています。穀物、卵、果物、豆類、牛乳、ナッツ、イモ類、野菜などの食品は、一般的にAGEsの含有量が低いようです※3。

おいしいものは糖と脂肪でできている、というコマーシャルがありました。なるべく若く健康でいるために、老化の原因物質であるAGEをなるべく摂らないライフスタイルを考えたいものです。


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【参考文献】
※1:『老化・糖化・スイーツの関係?』についてのアンケート(株式会社グリーンハート)
www.sutekina.jp/result171106-171227.html

※2:「MailOnline food&drink」By LOUISE ATKINSON

※3:JAIME URIBARRI,et al:Advanced Glycation End Products in Foods and a Practical Guide to Their Reduction in the Diet.J Am Diet Assoc. 2010 Jun; 110(6): 911–16.e12.

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