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Googleも社員研修に瞑想を採用。健康と美容の心のトレーニングとは

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瞑想と聞いたとき、スピリチュアルや宗教をイメージする人がいるかもしれません。しかし、いまやビジネスマンやアスリートが実践している瞑想は、ストレスに強くなり、幸せを感じやすくなる方法。仕事にもプライベートにも、瞑想はいいことがいっぱいのようです。

瞑想はパフォーマンスを上げる手段

瞑想は、アメリカのビジネスマンやアスリートのあいだで、いまやパフォーマンスを上げるための一つの方法として受け入れられています。

スティーブ・ジョブズ氏をはじめ、ビジネスエリートたちが率先して瞑想を実践したことから、さまざまなグローバル企業が組織として実践するようになりました。Googleでは、全社員の30%が何らかの瞑想法を実践しているそうです。facebookもナイキといった企業も瞑想を取り入れています。

イチロー選手、ジョコビッチ選手、本田圭佑選手など一流のアスリートが、試合で実力を発揮するための平常心を養うために、瞑想をトレーニングの一環として取り入れていることが知られています。

瞑想と聞いたとき、スピリチュアルや宗教をイメージする人がいるかもしれません。しかしいま、ビジネスマンやアスリートが実践している瞑想は、自分のパフォーマンスを上げるための心のトレーニングのようなものとして取り入れられているのです。

瞑想で身体ににどんな変化が起るのか

瞑想では五感を使って、いまの自分の内にある感情に注意を向けることで、周囲の情報や負の感情を排除し、心をリセットします。
 
脳科学的に瞑想のメカニズムを説明すると、瞑想によって「デフォルト・モード・ネットワーク」で働く脳の部位の過剰な働きを抑えること。「デフォルト・モード・ネットワーク」とは、ぼんやりとした安静状態で働くいている脳の回路です。

ぼんやりしているから、脳は休んでいるのかと思ったら大間違い。脳が消費する全エネルギーの、なんと70〜80%が「デフォルト・モード・ネットワーク」で使われています。このとき脳は、自分が過去にしたことを思い出したり、未来への漠然とした不安を感じたり、妄想や夢想、心に浮かぶとりとめもないことを思っています。

瞑想は、「デフォルト・モード・ネットワーク」の過剰な活動を鎮静して、脳疲労を軽くしてくれる働きがあるそうです。「デフォルト・モード・ネットワーク」の活動異常は、うつ病などの精神疾患に関わっていることが最近の研究でわかってきたようです。

瞑想にはいろいろな方法がある

瞑想は五感を使って、一つひとつの感情に注意を払うことで、他の情報や感情を排除でき、感情をリセットしたり集中力を高めることができます

ヨガは動きながら、座禅は座って行う、どちらも瞑想法といえます。いまここにいる自分と自分の身体に意識を向け、脳をリセットするのです。マインドフルネスという方法も瞑想のひとつで、自分の気持ちを“いまこの瞬間”に集中させて、あるがままの状態を知覚する心の状態を作るトレーニング方法です。 

最近、注目されているのは「食べる瞑想」「香りを嗅ぐ瞑想」。丁寧にゆっくり食べ物を味わい食事に集中すること、香りを嗅ぐことに集中することで、いまこの瞬間に集中する脳の状態を作る方法も、女性に人気の瞑想法です。

瞑想は続けていくと、長期的には脳の構造を変化させることができるそうです。心配や不安というストレスから解放され、幸福感を感じやすく、感情的に安定していきます。実際に医療の現場では、がん患者さんの痛みや不安の軽減、高血圧患者さんの血圧の改善、更年期障害の不定愁訴の軽減に、瞑想を活用した報告もされています。

また、脳は皮膚と密接に関係しているので、瞑想で皮膚科の治療効果(乾癬症)を高めたという研究結果も出ているようです。

ストレスは、心や身体の状態に影響し、もちろん肌にとってもよくないもの。ストレスを抱えやすいタイプの人はもちろん、イライラしやすい人、不安な気持ちになりやすい人は、ぜひ瞑想を日常のトレーニングとして取り入れてみてはいかがでしょうか。休日は自然と一体になる感覚も癒しのひとつになりそうです。

カラダクリア-編集部取材

【参考文献】
・心身医学における安静時機能的 MRI 研究(日本心身医学会)
・8 Things to Know About Meditation for Health(National Center for Complementary and Integrative Health(NCCIH)).
・Kabat-Zinn J,et al:Influence of a mindfulness meditation-based stress reduction intervention on rates of skin clearing in patients with moderate to severe psoriasis undergoing phototherapy (UVB) and photochemotherapy (PUVA).Psychosom Med. 1998 Sep-Oct;60(5):625-32.

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