整体に行った後の「もみ返し」って何?揉む強さと関係があるの?

マッサージを受けた後のもみ返しが嫌で整体に行けない…。そんな人も少なくないようです。一般的にもみ返しの原因は揉む強さにあると考えられがちですが、実はそうではありません。もみ返しとはどんな状態か、原因は何かについてまとめました。

もみ返しとはどんな状態?

マッサージを受けて少し経ったらマッサージした部位が痛くなった、これがもみ返しの主な症状です。その部位を押したり動かしたりすると痛みを感じます。このようなもみ返しは、どのような仕組みで起こるのでしょうか?

もみ返しは、マッサージによる過度な刺激によって筋肉にある筋膜や筋線維が損傷してしまった状態です。過度な刺激とは、無理な姿勢でマッサージを受けたことや揉む力が強すぎたことが挙げられます。イメージをするなら、スポーツをした後の筋肉痛と同じ仕組みです。

ただし、もみ返しの原因は揉む強さだけではありません。これには血液の流れが関係しています。人の体には血管が張り巡らされており、体の隅々まで血液や栄養を運んでいます。しかし、運んでいるのは良い物だけではなく、老廃物も運ばれています。

肩が痛い、腰が痛いなど痛みを感じている部位には、痛みの原因となる物質があります。その痛みを感じている部分をマッサージすることで原因物質が活発になり、より痛みを感じてしまうのです。つまり、マッサージを受けた後はまだ老廃物や痛みの原因物質が体外に排出されていないためもみ返しの症状が現れます。これがもみ返しの原因と言われています。

もみ返しの対処法は?

マッサージを受けた後にもみ返しになってしまった場合、痛み以外にも眠気、だるさ、鼻水、喉の渇き、下痢、便秘、発汗、発疹などの症状が現れることもあります。まるで風邪のような症状です。このような症状が現れた場合は、しっかりと休養を取ることが大切です。体を休めることでしっかりと回復し、マッサージ前よりも体がスッキリとしたように感じるでしょう。

また、老廃物を体外に排出しやすくするために水分を多く摂取することも大切です。体を温めることで血行を促進することができるため、白湯など温かい飲み物を飲むことがおすすめです。

ただし、マッサージ後のもみ返しは必ず起こるものではありません。上記に挙げた症状が現れやすいのは、コリが慢性化している人や普段から薬を服用している人、添加物の多い食生活を送っている人と言われています。マッサージ後にもみ返しの症状が現れた場合は、正しい対処をしてはやく体を回復させましょう。

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