ツヤツヤの美髪に憧れる方は多いでしょう。でも、なかなか理想に近づけないという悩みの声もよく聞きます。もしかしたら、ヘアケアが髪の毛の負担になっているということも…!そこで、勘違いしがちなNGヘアケアを挙げていきます。もし当てはまっていたら、今日から見直してみましょう。
間違ったヘアケアが美髪から遠ざけることも…!
美髪に憧れて、自分に合ったシャンプーやコンディショナーを探している方も少なくないと思います。自分に合ったアイテムを使うのは、もちろん大切です。
しかし、それでもなかなか髪の毛の悩みがなくならない…という方もいらっしゃるのでは。それはもしかしたら、ヘアケア方法に問題があるかもしれません。
いくら自分に合ったアイテムを使っていても、ヘアケア方法が間違っていると、逆に美髪から遠ざかってしまうこともあります。NGヘアケアになっていないか、セルフチェックしてみてくださいね。
シャンプー時に髪の毛を傷めることも
シャンプーは、ヘアケアの基本。毎日使うものだからこそ、正しく使って美髪を目指したいですよね。
NGヘアケア①お風呂のとき、すぐにシャンプーをつける
シャンプー前には下準備が必要です。すぐにシャンプーすると、汚れが落ちにくくなったり、抜け毛や切れ毛の原因になったりします。
シャンプー前、まずは髪の毛が乾いた状態でブラッシングを。ブラッシングしておくことで、髪の毛の絡みや汚れを取ることができるので、洗髪時に髪の毛を傷みにくくしてくれます。泡立ちがスムーズになり、血行も良くなりますよ。
また、予洗いも大切。ブラッシング後に地肌と髪の毛をぬるま湯で十分に濡らしましょう。予洗いしておくと、髪の毛を傷めずに地肌をまんべんなく洗うことができます。シャンプーの泡立ちもよくなります。シャンプーの泡は、髪同士の摩擦を防いでくれるので、ブラッシングと予洗いで下準備しておきましょう。
NGヘアケア②直にシャンプーをつけている
シャンプーを出したら、すぐに髪の毛につけていませんか?直につけると、頭皮や髪の毛への刺激が強くなってしまう原因に。また、ムラづきしやすいので、すすぎ残しにもつながります。
まずは手のひらでよく泡立てて、その泡を髪の毛につけていきましょう。後頭部から側頭部に馴染ませた後、全体に広げていって。頭頂部は紫外線ダメージを受けやすいので、ここから馴染ませるのは避けましょう。
NGヘアケア③爪を立てて洗ってしまう
汗をかいた日や頭皮のかゆみがある時などに、スッキリさせたいからとついつい爪をたてて洗っていませんか?これは頭皮を傷つけて乾燥を招いき、さらにかゆみを起こしやすくする原因になってしまいます。シャンプーをするときは、必ず指の腹でやさしくもんでマッサージをするようにしましょう。
NGヘアケア④いつも二度洗いしている
過剰に洗髪すると、頭皮の油分が失われてしまいます。これは、髪の毛のきしみや抜け毛の原因に。
ハードなスタイリング剤を使ったときや、アウトドアなどで頭皮の汚れが特に気になる日は、二度洗いしてください。そうでない日常生活では、一度洗いで十分ですよ。
NGヘアケア⑤すすぎが不十分
入浴時間が短い、あるいはトリートメントやリンスの成分を流しすぎないように、などの理由からすすぎが不十分だと、頭皮にシャンプーやトリートメントの成分がずっと付着したままになります。毛穴をふさいだり、かゆみや頭皮ニキビなど炎症の原因にもなってしまいます。リンスやトリートメント、ヘアオイルなどは頭皮を避けて、髪だけにつけるようにして、すすぎは十分におこないましょう。
髪の毛を乾かすときは注意が必要
髪の毛が濡れた状態は、乾いているときよりも傷みやすいです。また、熱がダメージになることも。髪の毛が傷まないように乾かしていきましょう。
NGヘアケア⑥髪の毛のタオルドライに時間をかけている
髪同士をこすり合わせると、キューティクル同士がこすれて傷みやすいです。髪の毛ではなく、地肌を中心にタオルドライするようにしてみて。髪の毛の水気を切る際は、ぽんぽんと押さえるようにするのがポイントですよ。
NGヘアケア⑦ドライヤーを近づけて乾かしている
100℃以上の熱を与えると、髪の毛が傷みやすくなります。ドライヤーを10cm以上離すと、髪の毛の表面温度が100℃になりにくいです。ドライヤーを使う際は、10cm離れているかどうかを確認して。
NGヘアケア⑧温風のみを使っている
髪の毛は、乾ききったときに温度が上がりやすくなります。ここで温風を当て続けると、傷みの原因にも。
乾ききりそうになったら冷風に切り替えるようにすると、傷みにくいのでオススメです。
その他やりがちなNGヘアケア
毎日のケアで勘違いしがちなものを挙げてみました。シャンプーやドライヤー以外のときも気をつけるようにして。
NGヘアケア⑨根元からブラッシングしている
根元から毛先までブラッシングすると、毛流れが整いそうなイメージがあるかもしれません。しかし、髪の毛の途中にあるもつれなどが毛先に集まってしまい、大きな負担になり、キューティクルが剥がれてしまうことも。切れ毛や枝毛の原因にもなるので、根元からブラッシングするのは避けましょう。
まずは毛先のもつれを取るようにブラッシングし、次に、中間あたりから毛先に向かって丁寧にとかすようにして。最後に根元からとかしましょう。このように、段階的に髪の毛をとかすことで、傷みは軽減できます。
NGヘアケア⑩シワ対策のために髪の毛を毎日アップヘアにしている
地肌を引っ張るようにアップヘアにすると、顔もピンと張ってシワができにくいように思うかもしれません。しかし、地肌を強く引っ張った状態が続くと、だんだん地肌が伸び、額の方に下がってしまいます。結果的にシワが目立つこともあるので、シワ対策で強めにアップヘアするのはオススメできません。
毎日の積み重ねが美髪につながります!
NGケア10個のうち、当てはまるものがいくつありましたか?
一つもなければ100点です!
よかれとおもって続けていた毎日のヘアケアが、知らず知らずのうちに負担になっていた…ということは避けたいですよね。美髪になるためには、毎日の積み重ねが重要。NGヘアケアを正し、髪の毛を大切に扱うよう心がけましょう。
その上で、自分に合ったアイテムを使うのが効果的です。ヘアケア方法、見直してみませんか?
執筆者
- 西田 彩花美容ライター
取得資格
・美容薬学検定1級(2014年6月)
・日本化粧品検定1級(2015年5月)
・コスメコンシェルジュ資格
・第2回コスメコンシェルジュコンテスト金賞受賞(2017年)
・JMA メイクアップアドバイザー検定…