キレイになるだけじゃない！？メイクがもたらす嬉しい効果とは

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こんにちは。パーソナルメイクトレーナーの池内ひろこです。朝メイクする時、皆さんはどんな気持ちでメイクしているでしょうか。「朝は忙しくて何も考えられない！」「社会人としてのマナーだから！」「スッピンじゃ外に出られないから！」などなど、人それぞれ色々な理由があるでしょう。

実はメイクには、外見が綺麗になる他に様々な効果があると言われています。毎日するメイクだからこそ、今回は普段は意識していない“メイクの効果”についてお伝えいたします。

メイクは笑顔を引き出してくれる魔法

以前、テレビで、老人ホームで認知症のご婦人にメイクをしたところ、普段は表情に乏しく無口だった方が、急に笑顔が増えて声を出すようになった、そんなエピソードを見ました。普段メイクをしないご婦人にとって、メイクという行為やメイクをした自分の姿を鏡で見ることが、心を動かすきっかけになったという事実はメイク従事者にとって嬉しいことでした。

また、私の実体験からも感じるのが、ご高齢の方に限った話ではなく、何歳であってもメイクをすることで、皆さんの気分が上がって、笑顔が増え、饒舌になる方が多いと感じます。それはメイクに限らず、お気に入りの洋服を着た時や、美容院で綺麗になった帰り道。まっすぐ家に帰るのはもったいなくて、「誰かに綺麗になった姿を見せたい！」「誰かと話したいな！」なんてワクワクした経験は誰しもあるのではないでしょうか。そんな時、身体にはどんなことが起こっているのでしょうか。

画像出典：: Adobe Stock

メイクで起こる変化とは？

綺麗になって笑顔が増えることで、ナチュラルキラー細胞という免疫細胞が活性化し免疫力がアップすると言われています。（既にこの笑顔の力は予防医学でも取り入れられているとか。）また、笑顔になり顔の表情筋が刺激されることで、その刺激が脳に伝わり、ポジティブな感情が生まれるんだとか。見た目が綺麗になることで、身体の中では良い循環が生まれるとされています。

また、ある実験では、すっぴんの状態とメイクをした状態でまばたきの回数をカウントしたところ、メイク後の方がまばたきの回数が減ったそうです。これが何を意味するかというと、“まばたきの回数＝自信の表れ”と言われており、自信がある時ほど、まばたきの回数は減少します。つまり、メイク後は免疫力がアップしポジティブな気持ちになり、自身がみなぎる…など、良いことづくしなのです！

さらに、こんなデータも。メイクをする際は鏡を見ながらメイクをしますよね。実は、この行為自体にもプラスの効果があるとされています。人は、自分と同じ行為をしている人を見るとストレスを感じにくい（安心する）と言われています。（逆に他人が自分と違う行動をすることで、ある種のストレスを感じるとも言われています）つまり、鏡を見ながらメイクをするということは、自分と同じ行動を鏡を通して見ているので、安心感を得やすいのです。

しかも鏡の中の自分がメイクでどんどん綺麗になって、自信をつけていく様子まで自覚することができるので、、電車の中でコンパクトの小さな鏡で肩身狭くメイクするのではなく、家の大きな鏡で自分をしっかり写してメイクしましょう！

画像出典：: Adobe Stock

まとめ

メイクは、“ただ外見を美しくするもの”と思われがちですが、実は身体の中（見えない部分）で良い変化を感じられたり、ポジティブな気持ちが呼び起こされるなど、素敵な効果がたくさんあることが分かりました。朝メイクをする時に、“テレビを見ながら”メイクをするとか、“スマホを片手に”メイクをする、といった行為は、非常に勿体無いのです！！

メイクをする時は、自分に集中する時間として、時間やスペースを確保する方が効果は高まります。丁寧に自分と向き合う時間が積み重なって、自信や自尊心に繋がるのではと思います。たかがメイク、されどメイク。メイク１つとっても皆さんは、自分を大切にする時間を確保できているでしょうか。仕事や家事、育児など忙しくて余裕のない時ほど、メイクの時間を大切にして、美しくなりつつ心にも余裕が持つことができると良いですね。