コロナが世界中に流行してから早2年が過ぎ、マスク生活がすっかり日常に溶け込んでいますね。マスクをしていると、顔の表情筋をほとんど使わなくなり、筋肉の衰えからほうれい線が目立ってきたり、顔太りで悩んだりする経験はあるでしょうか?
今回は、現役の鍼灸師が美容鍼の効果や小顔、エイジングケアについてご紹介します。
■美容鍼ってどんな効果があるの?
美容鍼の効果の一つ目は、ほうれい線や顔のたるみ改善効果が期待できます。髪の毛ほどの極細の針を顔に刺すことで、見た目には分らない小さな傷を作るのです。すると、肌を修復するために、自然治癒力が高まる傾向があります。
自然治癒力が高まることで、コラーゲンやエラスチンが生成されやすくなるのです。コラーゲンなどが増えることで、肌の弾力性が上がり、ほうれい線や顔のたるみの予防につながりやすくなります。
二つ目は、小顔や顔のむくみ改善効果が期待できます。顔の肌を針で刺激することで、血流が良くなりやすいのです。血流が改善することで、水分代謝が上がりやすくなり、むくみ解消や小顔効果が得られやすくなります。
■自宅簡単!ほうれい線に効果的なツボ押し
【迎香(げいこう)】
迎香は、小鼻のすぐ横にあるツボです。迎香は、ほうれい線の始まりの部分にあります。そこを刺激することで、ほうれい線が薄くなりやすいのです。また、鼻の通りが良くなる効果も期待できるので、鼻筋がキレイになります。
迎香のツボ押しをするには、人差し指の腹で、やや強めに上方向へ向かって5秒間を5回、押したり離したりを繰り返しましょう。
■入浴タイムにおすすめ、小顔ツボ・マッサージ
【翳風(えいふう)】
翳風は、両耳の耳たぶの後ろにある骨の出っ張りの下、大きなくぼみに位置するツボです。翳風は、顔のむくみを取り、小顔効果が期待できます。また、頭痛や歯の痛みを和らげると考えられています。
翳風のツボを刺激しマッサージするには、入浴中、湯船に浸かりながらがおすすめです。両手の親指の腹で、翳風のツボをグ~ッとやや強めに押し上げて、小刻みに手を揺らしましょう。首周囲のリンパの流れが改善する傾向があり、フェイスラインのむくみがスッキリしやすいですよ。
■美容鍼やセルフ小顔ツボ押しでエイジングケア
オミクロン株がまだまだ蔓延し、マスク生活がこれからも余儀なくされるwithコロナの時代ですが、美容鍼を取り入れて、マスクを取っても、たるみやむくみのない小顔美人になりましょう。
美容鍼と自宅でのセルフケア・小顔ツボ押し、マッサージをセットで行うことで、さらに小顔、美肌効果が期待できます。皆さんもぜひ試してください。
執筆者
- 横内 稚乃 鍼灸師、整体師、エステティシャン
【プロフィール】
兵庫県出身。明治鍼灸大学(現在「明治国際医療大学」)卒業。2004年に大阪府茨木市で、Access Health & Beauty稚乃針灸整骨院を開業し現在に至る。美容鍼灸や小顔矯正、骨盤矯正などの施術が人…