ピラティスをやってみたいけど難しそう。動画でピラティスをやってみたけれど、正しくできているかよくわからない。どこに効いているかよくわからない。そんなお悩みを持ったピラティス初心者の方に、ピラティスを始めるためのポイント、教室の選び方、簡単なエクササイズをご紹介していきます。
ピラティスを始めるときのポイント
【誰でもできる!】
ピラティスは体が柔らかい人じゃないと無理なのでは・・・と心配に思われるかもしれませんが、リハビリからできたエクササイズなので、子供からシニアまで、年齢も男女も関係なく、初心者でも取り組むことができます。
【運動をしていない人でもOK】
普段から体を動かさない方や運動が苦手という方でも、大丈夫です。無理せずできる範囲で続けていきましょう。
「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」
ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏の言葉です。ピラティス氏の言葉のように、回数を重ねるごとに効果が感じられてくると思います。
【あまり頑張らない!】
ピラティスは頑張る必要はありません!頑張りすぎると、肩に力が入り、思うように動くのが難しくなるので、リラックスをして動いてみましょう。思いっきり「はあ~」とため息をついて、力が抜けると体を動かしやすくなります。
ピラティスを始める方法
ピラティスを始める方法には主に、
・対面レッスン
・オンラインレッスン
・動画
があります。
対面レッスンとは、ピラティススタジオ等で、ピラティスインストラクターの指導の下、行うもので、マンツーマンで受講するパーソナルレッスンと、大人数の中で受けるグループレッスンがあります。
初心者の方は、基本の姿勢や呼吸の方法、正しい体の使い方など、1から丁寧に指導してもらえるパーソナルレッスンがおススメです。自分にあったメニューとレベルに合わせて、体を動かすことができます。わからないことは直接質問できますので、安心して始められます。
オンラインレッスンは、Zoom等で受講します。対面レッスン同様、パーソナルレッスンと、グループレッスンがあります。オンラインのグループレッスンでは、先生が受講者みんなに声をかけてくれたり、参加されている方々と一緒に頑張ることが出来るので、動画を見ながら1人で行うよりも、気持ちも盛り上がり楽しく動くことが出来ます。
動画は画面を見ながら自分ひとりで行えるので、都合の良い時間に行うことが出来るため、とてもお手軽にできます。しかし、エクササイズの動きがよくわからないと効果が半減してしまうので、初心者の場合は、オンラインのパーソナルレッスンで基本の動きを覚えてから行っていきましょう。
ピラティス教室の選び方
ピラティスにはマットの上で行う「マットピラティス」と、専用マシンの上で行う「マシンピラティス」があります。
「マットピラティス」はマットの上で、自分の体を自分の筋力で支えながら、各エクササイズを行います。
「マシンピラティス」で代表的なマシンは「リフォーマー」、ピラティス氏がベッドを改造して造りました。複数のスプリング(バネ)で負荷を調整します。動きの補助もできるので、正しく動くことが出来ます。
ピラティスを受けることが出来る教室
・ピラティス専門スタジオ
・カルチャースクール
・スポーツジム
などがあります。
カルチャースクールやスポーツジムのピラティスクラスは、ほとんどが大人数のグループレッスンになります。
ピラティス専門スタジオには、大きく分けると、「マシンピラティス」がメインのスタジオと、「マットピラティス」のグループレッスンがメインのスタジオになります。「マシンピラティス」のレッスンでは、インストラクターと1対1で行うパーソナルレッスンになります。なお、リフォーマーの上で行う形式でグループレッスンを行っているスタジオも少しずつ増えてきています!
初心者の方は、ピラティスの良さをじっくり体感していただくためにも、パーソナルレッスンが受けられるスタジオを選んでください。わからないことは一つ一つ確認し、自分の体に向き合っていきましょう。
初心者におすすめのエクササイズ
最後に初心者におススメのエクササイズをご紹介します。
【ハーフロールダウン】
1.両膝を曲げてそろえて座ります。骨盤はまっすぐ立ててニュートラルポジションを作ります。
2.両手を胸の前に伸ばします。鼻から息を吸って口から吐きながら、お腹をへこませ、骨盤を後掲(Cカーブ)、さらに上半身をキープできるところまで後ろに倒ししていきます。
3.上半身が後ろに倒れないところ、足の指が床から離れないところでキープします。
4.息を吸って元の位置に下から順番に戻りましょう。
5.10回行います。10回目は、起き上がる前の位置で5~10秒間キープ、軽く息を吸って吐きながら元の位置にゆっくり戻ります。
エクササイズ中、内ももが開かないように注意。キープしている間は、腹圧をしっかりいれておきましょう。お腹をへこませる意識を忘れずに!
また、筋肉をガチガチに固めるのではなく、気持ちよく引き伸ばしながら使うと、しなやかで柔らかい筋肉になりますので是非試してみて下さいね。
執筆者
- 太田 律子 ピラティス&ゴルフピラティスインストラクター
《プロフィール》
ゴルフピラティス専用スタジオ「Golcore(ゴルコア)」代表。
東京・神奈川を中心に、ゴルファーのためのカラダ作りをサポートする、ゴルフピラティスインストラクターとして活躍中。日本ピラティス指導者協…