こんにちは!リカバリートレーナーの伊藤晃一です。
在宅ワークで、PCやスマホを使う時間が長くなり、肩こりに悩まれる方へおすすめの体操をご紹介致します。実は、肩こりの原因は、肩ではないケースが多く、1番の原因は、姿勢の崩れからくるものがほとんどです!
姿勢を整えることで、自然と肩まわりの筋肉の緊張はとれて、肩こりは和らぎます。肩を揉んだり、整体やマッサージに行っても、肩こりが中々改善されない方は必見!いつでも、どこでも、道具なしでできる体操をご紹介します。
肩こりが起こるメカニズム
デスクワーク、家事・育児など、日常生活は、前屈みの姿勢で行う動きが多く、長時間の姿勢を形状記憶するように体が固まってしまいます。前屈みの姿勢は、肩が前に入り、背面の首から肩甲骨まわりの筋肉・筋膜は、のびたまま固まります。
同時に、前面の胸側の筋肉・筋膜は縮まったまま固まります。背面はのびた状態、前面は縮まった状態で、形状記憶することで、姿勢の崩れが起こり、体からのサインとして痛みが出る、つまり肩こりになっているのです。
今回ご紹介するリカバリー体操で、固まった筋肉・筋膜のバランスを戻し、姿勢が整うことで、自然と筋肉の緊張がとれて、肩こりが和らぎます。
姿勢を正す!肩こり改善体操
道具なしで、どこでもできる、簡単なリカバリー体操です。デスクワークの合間などこまめに行って、肩こり改善・予防&美姿勢を目指しましょう!
①体の後ろで手の平を合わせて握手をします。
(それぞれの指の間に、もう片方の手の指を入れる恋人繋ぎの握手)
②親指側が、上から下へ体に添うように手の平をくるりと返します。
この時、親指は離れても大丈夫です。
③そのまま、できるだけ腕を絞り、手の平を上げると、胸がひらいて最大のストレッチがかかります。
リラックスして、呼吸と合わせ、軽くバウンドさせると、筋肉の緊張が取れてゆるみやすくなるのでおすすめです。
左右の肩甲骨が寄るのを、感じながら行いましょう。
注意点:手の平を逆向きに返すと、肩甲骨が離れ、背中が丸まり、胸のストレッチもかからなくなってしまうため注意しましょう。
おすすめのタイミング
リカバリー体操を行うタイミングとしては、デスクワークの合間や、直後など、筋肉・筋膜が固まる前に、こまめに行うのがおすすめです。お仕事の合間に、手をグーっと上げて伸びをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?この時に是非、一緒にこのリカバリー体操も行ってみてください!
美姿勢はメンタル改善にも◎
最近では、姿勢の崩れだけでなく、常にマスクをつけていることで呼吸が浅くなり、胸側の筋肉が縮まり、固くなっている方が増えています。
また、胸はメンタルとも関係しています。ストレスや心配事で胸が苦しくなったり、肩が落ちて姿勢が崩れがちな方は、このリカバリー体操を行って頂くことで、体だけでなく、不思議と気持ちも楽になるかもしれません。
このリカバリー体操は、今、どなたにも必要な体操です。呼吸と合わせて、肩こり&姿勢改善を目指しましょう!
執筆者
- 伊藤 晃一 リカバリートレーナー
《プロフィール》
トレーナー歴20年、リカバリーマスタートレーナーとして10000名以上の方々を指導。
28歳の時にパーソナルトレーナー派遣会社を設立。29歳ニューヨークにて出張パーソナルを中心に歌手、起業家、翻訳家、…