こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。女性にとってスッと伸びた美脚やキュッと引き締まった美尻は憧れですね。
頑張って筋トレしたのはいいけど脚が太くなってしまったら元も子もないです。今回はスタンディングで行うピラティスで、美脚・美尻を目指す方法をご紹介します。
身体の使い方で脚が太くなる?
筋肉は使い方によって引き締まることも、たくましくなることもあります。美脚や美尻を目指すためには、より効果的に動けた方がいいですよね。では、なぜ筋肉の使い方によって脚が太くなってしまうのでしょうか?それは、脚を動かす時に股関節が動きにくく、太ももばかり使っているからなのです。
本来、脚は股関節から動かすのですが、股関節を動かす感覚が弱かったり、滑らかに動かせなかったりすると太ももの筋肉を余計に使うことになります。太くしたくないなら、ピラティスで身体の内側の筋肉(インナーマッスル)を使う感覚を高めるようにしましょう。
スタンディングピラティスは美脚&美尻にも効果的
美脚&美尻になるために大事なのは、立った状態でインナーマッスルを働かせることです。ピラティスはマットに座ったり横になったりすることが多いですが、スタンディングの方が日常に近い動作で筋肉を使うことが出来ます。
理想の立ち方は、骨盤がニュートラルなポジションになっている状態です。このニュートラルポジションというのは、骨盤を前から触った時に触れることが出来る2つの骨と股のところにある恥骨を結んだ逆三角形が前にある壁と平行な状態です。分かりにくいかもしれないので、写真でチェックするポイントを確認してみてくださいね。
写真のような骨盤のニュートラルポジションが分かったら、呼吸の意識を高めます。まず口から息を吐き、お腹の奥に力が入るのを確認します。息を吸う時は、お腹を膨らませずお腹の奥の力が抜けないよう鼻から吸います。このように呼吸によってインナーマッスルが働けば骨盤が安定し、エクササイズをする時も効果的です。
また、スタンディングピラティスを行うには足裏の感覚も大切です。足裏全体に体重が乗ることで安定して立てますよね。足裏が身体を支える土台となるので、もし感覚が鈍いなら揉み解すなどのケアをしておくと良いでしょう。
スタンディングで行うピラティスエクササイズ
まず初めに姿勢の準備です。踵を揃えてつま先をこぶし一つ分開きます。踵から内ももを通り、上までファスナーを締めたように引き締めます。内ももを意識すると、お腹にも力が入りやすくなります。
息を吸ってつま先の方向へ膝を曲げ、吐いて元に戻します。これを数回繰り返しましょう。
次に、膝を曲げたところから踵を上げます。この時に母指球で床を押して股関節はしっかりと開いたままにします。
踵をつけたまま膝を伸ばして頭で天井を押すようなイメージで伸びましょう。最後は頭の高さを残しながら、ゆっくり踵を下ろしていきます。
まとめ
今回はスタンディングピラティスをご紹介しました。大事なのは骨盤をニュートラルに保ちながら股関節を動かすことです。そして、内ももやお腹の奥を意識してインナーマッスルを働かせるようにしましょう。
股関節が動き、骨盤が安定する感覚で歩くようにすればお尻の筋肉にも効いてくるはずです。スタンディングピラティスを繰り返し行い、美脚&美尻に向けて身体に刺激をしてみてくださいね。
執筆者
- 金子 由美 フィットネストレーナー
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポー…