筋トレの定番種目といえば「プランク」です。ですが、初心者ほど間違ったやり方をしがちです。間違ったやり方をしていれば効果は出ませんし、最悪の場合には怪我に繋がることもあります。
あなたは正しいフォームでプランクを行えていますか?今回は初心者ほどやりがちな間違いを5つご紹介します。
「プランク」攻略のポイントは背骨?正しいやり方を解説!
プランクは、強い体幹をつくるうえで必須の筋トレです。実は、脚痩せにおいても強い体幹は必要です。もしあなたが脚痩せできずに悩んでいるのなら、体幹の弱さを疑ってみましょう。
そんな筋トレ"プランク"ですが、正しく行えている人は少数です。プランクを行って体幹強化をしたいのなら「背骨のポジション」に注意してみましょう。
私たちが立っている時、背骨の形状を横から見ると「S字」を描いていることがわかります。プランクを行う際は、この「S字」を保ったままにしなければ、十分に効果を得ることはできません。
なぜ、効果が得られないのかというと、プランクを行う目的は、立った状態でブレない体をつくるためだからです。なので、立った状態と同じ姿勢が保てなければ、筋トレで負荷をかけても効果がありません。(※そこから逸脱した姿勢はすべて間違ったフォームです)
正しいフォーム
※背骨が立った姿勢と同じ「S字」を描いている
上記の姿勢を30秒キープできたらOK!あとは、自分の体力にあわせて2~3セット行ってみましょう!
間違ったフォームは効果が出ないだけでなく、最悪の場合は腰を痛めます。そして、初心者ほど間違ったフォームを取りがちです。怪我をする前に間違いを修正しましょう。
次の項では、やりがちな間違いを5つご紹介します。
よくあるプランクの間違い5選!
それでは、早速よくある間違いを5つご紹介します。
間違い①「お尻が上がっている」
この姿勢は肩に負担がかかり過ぎて、体幹より先に腕が疲れてきます。また、腰の位置が高すぎて体幹に負荷がほとんどかかっていません。
間違い②「腰が反っている」
体幹が弱い運動初心者の方にありがちなパターン。腰に負担がかかるため、腰を痛める可能性があります。もちろん、体幹の強化には繋がりません。
間違い③「肩がすくんでいる」
上半身に力が入り過ぎて肩がすくんでしまっています。肩こりの原因にもなりますから注意が必要です。
間違い④「顔が上がっている」
顔の位置を質問されることがありますが、顔は床を向いているのが正解です。前方に顔を上げてしまうと、首を痛める可能性があります。また、お腹の力が抜けやすくなり、腰に負担をかける可能性もあります。
間違い⑤「掌がパーになっている」
ヨガのプランクでは、掌を開いて行いますが、筋トレの場合はNGです。体の力が抜けてしまい体幹のトレーニングになりません。
その他にも、プランクのキープ時間があまりにも長すぎるのもNGです。プランクは30秒キープできれば問題ありません。それ以上の時間キープするのは単なる我慢比べです。
フォームの習得は筋トレでは必須!
ここまでプランクの間違い行動を解説してきました。筋トレでは体に負荷をかけるため、常に怪我と隣り合わせです。ただし、最初から正しいフォームで行えていれば、怪我をする心配もないでしょう。
初心者のうちから正確なフォームを身に着けておけば、怪我の予防だけでなく、成長の伸びしろにもなります。変なクセがついてからでは遅すぎます。正しいフォームをマスターし、綺麗な筋肉を鍛えましょう!そして、あなたが理想とする体型を実現しましょう!
執筆者
- 飯沢 芳明 下半身痩せ専門パーソナルトレーナー
【プロフィール】
2006年からトレーナーとしてのキャリアを築くなかで、最も要望が多く・最も難しいとされる「下半身痩せ」に応えるため、2015年に専門のパーソナルジムを開業。
当時としては日本初ということもあり、年間2…