なかなか痩せない人によく見られる「間違ったダイエット法」3選
それでは早速、「ダイエットで痩せない人によく見られる間違ったダイエット法3つ」をお伝えしていきましょう。
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「ダイエットに取り組んでいるけれど、思うように瘦せない…」という方、もしかしたら間違ったダイエット方法を行ってしまっているかも…。そこで今回は、ダイエットで痩せない人によく見られる間違ったダイエット法を3つ取り上げてみたいと思います。
それでは早速、「ダイエットで痩せない人によく見られる間違ったダイエット法3つ」をお伝えしていきましょう。
「痩せたいから食べない」というダイエットをしていませんか?確かに食べないと体重は減ります。しかし、カラダに必要な筋肉量なども減ってしまっているため、元の食事に戻すとリバウンドしてしまいます。
また、体重が元に戻るだけでなく、脂肪のつきやすいカラダになってしまいます。筋肉量が減ってしまうと基礎代謝も低下してしまうため、脂肪がつきやすくなってしまうのです。食事を摂ることで基礎代謝がアップし「痩せやすいカラダ」にすることができるので、痩せたければ、むしろ食べるべきであると言えます。
★「食事」を「ダイエット」につなげるポイント
「瘦せやすいカラダ」にするために食事を摂る際のポイントは、一日三食を規則正しく食べるようにし、よく嚙んで食べるようにすることです。そうすることで食べすぎを防ぐことができる上、血糖値の急激な上昇を防ぐことができ、脂肪の蓄積を防ぐことができるからです。
昨今のダイエット法でよく見られるのが「糖質カット」によるものです。確かに糖質は摂り過ぎると脂肪に変わりますが、摂りなさすぎも痩せないダイエットにつながります。
なぜなら糖質は、カラダを動かすエネルギー源となるからです。エネルギー源となる糖質が入って来なくなると、カラダは筋肉を分解してエネルギーを作り出してしまいます。すると筋肉量が低下してしまうので、基礎代謝の低下を招いてしまうことになります。
★ダイエット成功につなげるための「糖質の摂り方」
糖質は身体活動量が少ない夜間は控えるべきですが、身体活動量が多い日中は摂るべきであると言えます。ここで注意すべき点があります。それは、糖質の中でもなるべく血糖値の上昇速度が緩やかなものを摂るようにするということです。
血糖値の上昇速度を指数化したものを「グリセミックインデックス」と言いますが、グリセミックインデックスが低いものから摂るようにします。グリセミックインデックスが低い食品として、「果物」や「葉物野菜」、「豆類」、「そば」、「全粒粉パン」、「春雨」などが挙げられます。
「体脂肪を早く落としたい!」という強い気持ちから、呼吸が激しく乱れるほどの高い運動強度で有酸素運動などを行っていませんか?
残念ながら、運動強度が高すぎるほど脂肪燃焼効率がダウンしてしまうので、脂肪燃焼効果は期待できずに痩せないダイエットへとつながります。高い運動強度でエクササイズを行うと、使われるエネルギーは脂肪ではなく糖質になってしまうからです。
★ダイエットに適した有酸素運動の運動強度と時間
脂肪を燃焼させるには大量の酸素が必要となるので、酸素が体内に十分に行き届く運動強度で行う必要があるのです。
そのため有酸素運動で脂肪を燃焼させるには、「ちょっとキツイかな」と感じられるくらいの運動強度で行うようにします。
また、「長時間有酸素運動をやれば痩せる」と思っている方が多いですが、これもお勧めできません!長時間有酸素運動を行うとカラダはエネルギー不足となるので、筋肉を分解してエネルギーを作り出すことになるからです。
有酸素運動で体脂肪を減らすには、「ちょっとキツイかな」と感じられる強度で、30分以内で行うようにしましょう。
今回は、「ダイエットに取り組んでいるけれど、思うように瘦せない…」という方のために、ダイエットに失敗してしまう人によく見られる間違ったダイエット法を3つ取り上げてみました。
ダイエットに取り組んでいるのに効果が出ないのには、必ず理由があります。その場合はご自身のダイエット法を見直して、どこに間違いがあるのかを見つけ修正するようにしてみましょう。是非、「ダイエット成功のヒント」にしていただければと思います!
《プロフィール》
パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。
現在は東京都内のプライベートパーソナルジムや東急スポーツオアシスなどを中心にパーソナルトレーニング指導を展開。ス…
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