秋メイクのトレンドカラーといえば、ブラウンやカーキ、バーガンディーなど深みのあるカラーを思い浮かべますが、その年によって微妙に変わります。また、メイクのトレンド傾向も時代とともに変化していくので、うまく最新のものにアップデートしていきたいところです。
今回は、2022年秋メイクのトレンドを解説しながら、40歳以降の大人女子がそれらを上手に取り入れるためのポイントについてご紹介します。
2022年秋メイクのトレンドをチェック!
ひと昔前まで、秋のメイクといえば深みのあるカラーを使い、全体的にシックなメイクに仕上げるのが定番でした。しかし、今では秋でもイエローやオレンジなど明るいカラーが多数登場し、肌のトーンを選ばずに秋のメイクが楽しめるようになりました。
2022年の秋メイクのトレンドカラーをチェックすると、バーガンディーやボルドーよりも、淡くピンク寄りのモーヴが多数登場しています。アイシャドウでモーヴを纏うなら、ベビーピンクやトープ、パープル、ソフトブラウンなどを合わせるのがトレンドです。
また、秋カラーのカーキやブラウンも変わらず定番とはいえ、モーヴやトープ、オレンジなど明るめのニュアンスカラーと組み合わせることで今季らしくなる印象です。チークは、素肌っぽいナチュラルな血色感や影を出したほうが今っぽく、カラーなら淡いコーラルやくすみピンク、ベージュブラウンなどがトレンドです。
リップはブラウンやボルドーなどのこっくりカラーや、ベビーピンクやオレンジのような遊び心のあるカラー、モーヴのような曖昧カラーも登場しています。アイメイクやファッションなどに合わせて楽しみましょう。
40代以降の大人女子がトレンドをうまく取り入れるポイント
(1)使い慣れないカラーこそ透け感のある発色のもので選ぶ
40代以降は、自分に似合うものや好きなものがよくわかっている方が多いのではないでしょうか。それだけに冒険するのが難しく、メイクがマンネリ化しがちですよね。しかし、それでは古臭い印象に見えてしまうことがあるので、適度に最新のトレンドカラーを取り入れてメイクをアップデートしていきましょう。失敗しないポイントは、使い慣れないカラーこそ透け感のある発色のものを選ぶことです。そうすることで、肌と相性がそれほどいいカラーではなくてもしっくりきやすくなります。
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(2)リップは血色感重視で選ぶ
40代以降は唇に血色が足りないと、顔色が悪く見えがちです。そのためリップは濃淡を問わず、血色感が出ることを大前提に選ぶことが大切です。たとえば、2022のメイクトレンドらしいモーヴ系リップも、白っぽい発色のものを選ぶと顔色がくすんで見える可能性が高くなるので避けましょう。代わりに素の唇の色にほんのり血色感を足したようなカラーを選ぶのがおすすめです。
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(3)チークは素肌感を残しつつ、自然な血色感のあるものを選ぶ
ここ数年ベージュ系チークはすっかり定番となり、合わせるアイシャドウとリップの色も自由度が高くなると人気です。しかし、40歳以降は頬に血色感を出すことで顔をイキイキとして見せたり、チークの位置を高めにすることでリフトアップ効果を狙えるという事情があります。そのため、40歳以降のチーク選びでは、ツヤがそれほど強くなく、自然な血色感のあるものを選ぶのがポイントです。今季お目見えのベージュブラウンのチークなら、その条件にマッチします。
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自分のためにメイクを楽しもう
コロナ禍でメイク用品をあまり買わなくなった方やすっかりリップやチークは塗らなくなったという方が多いかもしれません。しかし、自分をよりよく見せるものとして、また、日常に彩をくれるものとして、2022年秋のメイクトレンドを取り入れたメイクを楽しんでみませんか?
執筆者
- 遠藤 幸子 エイジング美容研究家・美容ライター
【保有資格】
・日本抗加齢医学会正会員
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
【プロフィール】
エイジング美容研究家として、ウェブや雑誌にて美容コラムの執筆・監修を行うほかテレビ…