こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。脚を引き締めたくて運動を始めたものの、太ももばかり張ってしまうという相談を受けることがあります。せっかく頑張っても思った効果が出ないと嫌になりますよね。それは今やっている運動が適切ではないからかもしれません。その場合、やり方などを見直す必要があります。
そして今回お伝えするのは、適切な運動をするためにも大事な『足』のセルフケア&エクササイズです。美脚になる方法の第一歩として、まずここから始めることをオススメします!
足は美脚になるために大切な土台
家で例えると、足は家の基盤となるもの。偏りがなく、平面で安定した状態になってなければ柱や家自体が歪んでしまいます。それと似たように、足は小さなパーツですが体重の乗せる位置や履いているものなどの影響で悪い癖がついてしまうことがあるのです。
まずは裸足になり、ご自身の足を観察してみてください。皮膚がかさついていたり、タコなどが出来ていませんか?指は真っすぐに伸びているでしょうか?例えば、足の指にタコが出来ている場合、無意識に指に力が入って指を曲げている可能性が高いです。このように指で床を掴むような癖があると、足裏の筋肉で身体を支えず太ももを使いやすくなります。足裏には身体を支える感覚センサーがあり、鈍くなると反応が悪くなるので要注意です。
もちろん足に合ったシューズを選ぶことは大事ですし、足を柔らかく使うことも大事です。自分の足を観察して癖が分かったら、次に紹介する美脚になるため方法の1つである足のセルフケア&エクササイズをしっかり行ってみてくださいね。
足のセルフケア
美脚になる方法として、ここでは足の指をしっかり伸ばし、広げるケアをします。日頃から指に力が入りやすい方は念入りに行ってください。そうすることで足の指が開きやすく、足裏で地面を捉えやすくなるでしょう。
《足の指を開く》
それぞれの足の指を離すように開いていきます。そして、指の間を押して刺激をしましょう。
《カカトを回す》
片手で足首を持ち、反対側の手でカカトを持って回します。滑らかに回らない時はゆっくり丁寧に行いましょう。
足のエクササイズ
・初めに5本の指を上げる
・他の指は上げたまま、親指だけで地面を押す
・次に小指でも地面を押す
足裏が攣りそうになることがあるかもしれませんが、指を動かすことで足裏の筋肉が刺激されて足裏で地面を捉える感覚が高まってきます。
日頃から足のケアが大事
立っている時に外側へ体重を乗せていたり、指に力が入っていることに気づいたらすぐに修正をしましょう。良くない癖は繰り返しの意識で変わります。歩いている時も足裏で地面を押していく感覚によって、下からの力が押し返されていき身体の安定に繋がります。
足の感覚が高まってきたら筋力トレーニングを行って美脚を目指してくださいね。
執筆者
- 金子 由美 フィットネストレーナー
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポー…