青春のシンボルとも言える「ニキビ」。大人になるにつれてよくなったかと思えば、生理前や生理中というタイミングでまた現れて悩まされていませんか？今回は、大人ニキビができる原因について解説しながら、大人ニキビの発生をまねく可能性があるNG習慣についてご紹介します。
思春期ニキビは、成長過程においてホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰になり、それが毛穴に詰まることによってできます。そのため大人になってホルモンバランスが安定すると、落ち着いてくる傾向にあります。
一方、大人ニキビは、何らかの要因によって肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴に詰まることによってできることが多い傾向にあります。肌のターンオーバーが乱れる原因は、生活習慣やストレス、加齢などさまざまでそれらが複雑に絡み合っていることもあります。
今すぐ見直したい大人ニキビをまねくNG習慣は、下記の通りです。
【NG習慣①】脂っぽい食べ物を好んでよく食べる
思春期の頃と比べると皮脂分泌が減ったとはいえ、脂っぽい食べ物を頻繁に食べていると、過剰な皮脂分泌をまねいて大人ニキビを引き起こす可能性があります。揚げものやスナック菓子などはほどほどにし、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
【NG習慣②】メイクツールや枕カバーなどの寝具類をあまり洗わない
毎日メイクの際に使う、ブラシやパフ、スポンジ、チップなどのメイクツールのお手入れはしっかりできていますか？もう何ヶ月もお手入れしていないという方は要注意！それらに付着した雑菌などで大人ニキビを引き起こす可能性があります。すぐにお手入れしましょう。
お手入れの頻度は使うたびに行うのが理想ですが、忙しく毎日を過ごしていると難しいところです。そこで、使うたびにティッシュオフやスプレータイプのクレンザーなどで拭き取り、最低でも1ヶ月に1度は洗うことを心がけましょう。
このほか、枕カバーやシーツ、布団カバーにも顔が接することになるので、こまめに洗う必要があります。枕カバーはできるだけ毎日洗い、シーツや布団カバーも理想は1週間に1度、最低でも1ヶ月に一度を目安に洗うことを心がけましょう。
【NG習慣③】ストレスを溜め込む
ストレスを溜め込むと、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、男性ホルモンが優位になるなどして大人ニキビができやすくなる原因に！
コロナ禍で何かとストレスが溜まることが多いかもしれませんが、息抜きや癒しの時間を作るなどして、ストレスを発散することを日頃から心がけましょう。
【NG習慣④】眠る直前までスマホ利用で常に寝つきが悪い
睡眠不足もホルモンバランスの乱れを引き起こし、大人ニキビをまねく原因となる可能性があります。睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れを引き起こすことも考えられるので、就寝前の習慣を見直すことが大切です。
眠る直前までスマホを利用していると、スマホが発するブルーライトの影響で体内時計が乱れ、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりして睡眠の質が低下しやすくなります。
就寝1時間前からは少なくともスマホの利用は控え、少し照明を落とした静かな室内でリラックスして過ごすことをおすすめします。
大人ニキビを防ぐには、スキンケアだけでなく、生活全般を見直していく必要があります。この機会に当てはまるNG習慣があればすぐに見直し、健やかな美肌を育みましょう。
【保有資格】
・日本抗加齢医学会正会員
・アンチエイジングアドバイザー
・スキンケアアドバイザー
【プロフィール】
エイジング美容研究家として、ウェブや雑誌にて美容コラムの執筆・監修を行うほかテレビ…
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