こんにちは!リカバリートレーナーの伊藤晃一です。内ももが引き締まった、美しい脚のラインは、誰もが憧れるものですよね。しかし、日常生活において、内ももの筋肉が使えていない方は多く、脚のラインの崩れや、冷え、腰痛の原因になる可能性もあるのです。
特に、脚を組む癖のある方は、歪みやすく、脚のラインの崩れ、腰痛のリスクが高くなるため、是非、今回ご紹介するリカバリ―体操を行って、内ももから、美脚&腰痛予防を目指して頂きたいと思います。
冷えや腰痛予防のポイントは「内もも」
内ももの筋肉は、日常生活で最も使われにくい筋肉の一つです。
内ももの筋肉が使えていないと、体の中心部分で支えられていない体重が、太ももの外側や前側にかかることで、脚の外側や前側が張って太くなったり、内ももで支えられていない体重の負担が、腰やその他の関節にかかることで、腰痛や、膝痛、股関節痛を引き起こしたりする可能性があります。
とくに、内ももは、筋肉を包んでいる筋膜が、腰とも繋がっているため、使わないことで筋肉・筋膜がかたくなると、腰痛のリスクは高まります。また、内ももの筋力が低下することで、血流も悪くなり、冷えや、むくみやたるみの原因にもなります。
このため、内ももの柔軟性と筋力を適正に使って維持することは、美脚を目指す方だけでなく、冷えや腰痛の回復や予防にとても重要です。今回ご紹介するリカバリ―体操は、道具なしで行えますので、ぜひ、日常に取り入れて、美脚&冷え&腰痛知らずの体を目指しましょう!
サイドのトカゲランジで、美脚&冷えや腰痛知らずの体づくりを目指そう!
・床に脚を肩幅より大きく開いて立ち、両手は、床につけ支えます。
・片脚を曲げて、もう片方の脚は、足首を90°に曲げ、指先をまっすぐ天井に向けてのばし、お尻をできるだけ低くします。
これを左右交互に、まずは90秒行います。
※注意点:のびているほうの脚の指先が前を向いたり、足首が90°よりのびてしまうと、内ももに最大のストレッチがかからなくなってしまいます。
◎しっかりと、のばした脚の足首は90°で、指先はまっすぐ天井にむけて、最大限内ももをのばしましょう。
初心者は椅子や台に両手をつくところからスタート
慣れてきたら、床に両手をついて行い、柔軟性・筋力UPを目指しましょう!
腰痛改善リカバリ―体操おすすめのタイミング
朝行えば、下半身から血流を起こすため、冷えの予防や、体のスイッチをオンにできるためすっきりと1日を迎えられます。お風呂上がりは、体が温まって筋肉も緩み、のびやすいのでおすすめです。デスクワークの途中で行えば、血流が起こり、脚のむくみ、腰の重さが軽減され、腰痛予防にも繋がる体操となります。
ヒールを履いた後も行っていただきたい!その理由とは?
ヒールを履いたときに、ガニ股や、O脚気味になってしまう方は、内ももの筋力が低下し、支えられていない体重を、脚の外側や、太ももの前、腰などで補って、その部分を必要以上に使いすぎているため、脚が張って太くなりやすくなったり、腰などの関節に痛みが出たりする可能性があるので、内ももの筋力・柔軟性UPが必要です。
また、ヒールを履いて、脚をまっすぐキープできる方でも、ヒールを履いている間は常に、内ももや、ふくらはぎの筋肉は縮まった状態です。そのままにしておくと、筋肉や筋膜はかたくなり、関節の痛みにも繋がるため、ヒールを履かれる方はどなたも、このリカバリー体操を行って頂くことをおすすめしています。
まとめ
美脚を目指す方は、脚のラインを美しくする観点からも、冷えやむくみ予防の血流の観点からも、内ももの柔軟性と筋力は重要になります。ぜひ今日から、このリカバリ―体操で、美脚&冷え&腰痛予防を目指しましょう!
執筆者
- 伊藤 晃一 リカバリートレーナー
《プロフィール》
トレーナー歴20年、リカバリーマスタートレーナーとして10000名以上の方々を指導。
28歳の時にパーソナルトレーナー派遣会社を設立。29歳ニューヨークにて出張パーソナルを中心に歌手、起業家、翻訳家、…