朝洗顔は必要？水だけで洗っても大丈夫？
結論から言うと、基本的には朝も洗顔をするのがおすすめです。
というのも、朝の洗顔には、夜の洗顔とは違った役割があるのです。
- 画像出典：
- Photo by LISA
- 画像出典：
- Adobe Stock
「朝は顔が汚れていないから洗顔をする必要はない」「朝に洗顔をすると肌負担が増えてしまうと聞いた」などの理由から、あえて朝は顔を洗わないという人も意外と多いかもしれません。
しかし、状況や肌質によっては、朝洗顔をしないことにより、逆に肌トラブルが起こりやすくなる可能性もあるのです！
そこで今回は、朝洗顔の必要性について解説。正しい洗い方やおすすめの洗顔料についても、ご紹介しますね。
結論から言うと、基本的には朝も洗顔をするのがおすすめです。
というのも、朝の洗顔には、夜の洗顔とは違った役割があるのです。
【朝の洗顔】
・就寝中に分泌された皮脂や汗を落とす
・就寝中に肌表面に付着した空気中の汚れや寝具のほこりを落とす
・夜のスキンケアで使用した乳液やクリームの油分を落とす
【夜の洗顔】
・日中に肌表面に付着した汚れや分泌された皮脂を落とす
・クレンジング剤だけでは落としきれないメイク汚れを落とす
一見、綺麗だと思われがちな起床後の朝の肌ですが、実は就寝中に付着した汚れや分泌された皮脂、さらには夜のスキンケアで使用したアイテムの油分などが付着しています。
そのため、朝洗顔を怠ると、汚れ、皮脂、汗などが混ざり合うことで酸化し、ニキビや毛穴詰まりをはじめとした肌トラブルにつながる可能性もあるのです。
肌トラブルを防ぐためには、夜だけでなく、朝もしっかり洗顔を行うようにしましょう。
朝洗顔には洗顔料は必要？水だけでいい場合もある？
朝の洗顔は、水だけで済ませず、洗顔料を使用したほうが汚れもしっかり落とせます。
ただし、肌状態によっては、洗顔料を使用することにより肌負担が増える場合もあるため、状況に応じて、洗顔方法を変えるようにしましょう。
【水だけの朝洗顔がおすすめのケース】
・肌が極度に乾燥している場合
・季節の変わり目で肌が敏感になっている場合
・日焼け直後で顔全体が赤くなっている場合
・赤みや痒みを伴う肌トラブルが起こっている場合
【洗顔料を使った朝洗顔がおすすめのケース】
・特に肌トラブルがない場合
・ニキビや毛穴悩みが増えている場合
・就寝中に汗をかきやすい夏場
・油分の多い保湿アイテムを使う機会が多い冬場
肌が敏感な時や肌トラブルが気になる時は、洗浄力の弱い洗顔料でも刺激に感じる可能性もあります。その場合は、肌負担を減らすためにも、水だけの朝洗顔で済ませるようにしましょう。
反対に特に肌トラブルが無ければ、基本的に朝も洗顔料を使用し、肌表面の汚れや油分をしっかり落とすようにしてくださいね。
朝洗顔をしない方が肌は綺麗になるは嘘？
「朝洗顔をしない方が肌は綺麗になる」という噂を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
おそらく、朝洗顔は就寝中に付着した汚れを落とす反面、角質層のうるおいを落とす可能性もあるお手入れであるため、洗顔を控えることにより、肌のうるおいを守れるとの考えから、このような説が出てきたのかもしれません。
しかし、冒頭でもお伝えした通り、起床後の肌には、就寝中に付着した汚れや油分がびっしり付着しています。汚れが付着したままだと、肌トラブルの原因にもなるため、朝洗顔をしない方が肌は綺麗になるという根拠はないのです。
よほどの肌トラブルが無い限りは、朝もしっかり洗顔をするのがおすすめですよ。
1.ぬるま湯で顔を水洗いする
2.洗顔料をしっかりと泡立てる
3.油分の多いTゾーンから洗い始める
4.顎から頬にかけてのUゾーンを洗う
5.最後に繊細な部分の目元や口元を洗う
6.すすぎ残しがないようにぬるま湯で顔全体になじませた洗顔料を洗い流す
朝洗顔は必要なお手入れではあるものの、時間をかけすぎると、かえって肌が乾燥する原因につながる場合もあります。また、夜洗顔ほどしっかり洗い流す必要はないため、皮脂量が多い箇所を中心に1分程度を目安にサッと済ませるようにしましょう。
また、熱すぎるお湯は、角質層の油分までを洗い流す可能性があるので、朝洗顔では、32〜34度程度のぬるま湯を使用するようにしてくださいね。
朝洗顔で使用する洗顔料は、必要最低限の汚れや油分を落としつつも、角質層のうるおいを守れるタイプのアイテムがおすすめです。
そこで、今回は肌質別におすすめの洗顔料の選び方と実際のアイテムをご紹介します！
朝洗顔におすすめの洗顔料 ～乾燥肌～
乾燥肌の人は、洗浄力の高いアイテムを使うと、肌に必要な皮脂やうるおいまでを洗い流してしまう可能性があります。朝洗顔では、洗浄力が弱く、比較的マイルドな洗い心地のアミノ酸系の洗顔料を選ぶようにしましょう。
また、「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分が配合されているアイテムだと、洗いあがりのつっぱり感も避けられるので、乾燥対策もできますよ。
＜LA ROCHE POSAY / トレリアン ハイドレーティング ジェルクレンザー＞
＜キュレル / 潤浸保湿 泡洗顔料＞
朝洗顔におすすめの洗顔料 ～脂性肌～
脂性肌の場合は、角質層に必要なうるおいは残しつつも、就寝中に分泌された汗や皮脂をしっかり洗い流せる洗顔料を選ぶようにしましょう。なかでも、脂性肌の人には、吸着性に期待できる「クレイ」や「炭」などを配合した洗顔料がおすすめです。
また、脂性肌による繰り返しニキビに悩む人は、抗炎症作用のある「グリチルリチン酸ジカリウム」や「アラントイン」などの成分を配合したアイテムを選ぶと良いでしょう。
＜オルビス / クリアフル ウォッシュ＞
＜カネボウ / スクラビング マッド ウォッシュ＞
朝洗顔におすすめの洗顔料 ～敏感肌～
敏感肌の人にとって、洗浄力の高い洗顔料はNG！基本的には乾燥肌と同じく、洗浄力が低く、低刺激処方の洗顔料を選ぶようにしましょう。
また、うるおいを守りながらも肌荒れを防ぐ洗顔を重視したいため、「ヒト型セラミド」や「アミノ酸」などの保湿成分と併せて、「グリチルリチン酸ジカリウム」「グリチルレチン酸ステアリル」などの抗炎症作用のある成分を配合した洗顔料を選んでみてくださいね。
＜カルテHD / うるおい泡洗顔料＞
＜ノブIII / ウォッシングクリーム＞
朝は必要ないと思われがちな洗顔ですが、実は朝洗顔には肌トラブルを予防するためのうれしいメリットが盛りだくさんなのです。「しっかりスキンケアをしているのに肌トラブルが増えた」「朝のメイクノリが何となく悪い」と悩む人は、ぜひ朝洗顔の方法や使用する洗顔料を見直してみてはいかがでしょうか。
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア…
この記事が気に入ったら
いいね！しよう
カラダクリアーの最新情報をお届け
PR
PR
PR
PR
PR
PR
PR
PR
