梅雨明けすると、一気に厳しい暑さが続くようになりますね。
気温だけではなく、引き続き湿度が高い日も多いので「熱中症」がやはり気になるところ。
今回はそんな真夏に常備しておきたい夏野菜の代表「きゅうり」の食べ方についてご紹介します。
夏野菜の代表、値段も手ごろな「きゅうり」おすすめの食べ方は?
きゅうりと言えば、旬の時期は一本数十円で手に入る庶民的なお野菜ですね。物価高が続く昨今、お財布にも優しい食材はありがたいもの。
でも、毎日同じような食べ方では飽きてしまいませんか?
そこで、目的に応じてきゅうりの調理法や食材合わせに変化をつけるのがおすすめなんです。毎日食卓に並んでも食べ飽きることなく、尚且つ熱中症予防や疲労回復など様々な効果が期待できますよ。
【きゅうりの食べ方1】熱中症予防、クールダウンには「そのまま食べる」が一番!
きゅうりの大半が水分だと言われるように、フレッシュなきゅうりは水分をたっぷりと含んでいます。ヘタを切ってしばらく切り口を眺めてみると、水分がじわじわ出てくるのが分かります。
真夏の厳しい暑さの中での外出やスポーツの後は、体がほてって特に水分を必要としています。そんな時は、昔ながらの「冷やしきゅうり」が一番おすすめ。
冷蔵庫で冷やしておいたきゅうりに、少量の塩をまぶせば、熱さで不足しがちなナトリウム(塩分)も補給できますよ。
【きゅうりの食べ方【2】歯ごたえを求めるなら「種を除いて食べる」がおすすめ!
きゅうりをそのまま食べる前に、ひと手間かければしゃきしゃきの歯ごたえが楽しい副菜に変身します。それは「種を除く」こと。
縦半分に切ったきゅうりの中心部分には、小さな種が水分と一緒にぎゅっと集まっているのが分かります。ここをスプーン等でそぎだしましょう。
その後、包丁で薄くスライスして塩をまぶして数分置き、その後きゅっと水分を絞れば驚くほどシャキシャキ食感の浅漬けきゅうりが完成します。
そのまま食べるのはモチロン、ツナやかにかま、ちくわなどお好みの食材と合わせれば食べ応えのある一品に。柑橘類と合わせてもおいしいですよ。
きゅうりの食べ方【3】実は炒めてもおいしい!疲労回復に豚肉と合わせてみよう
きゅうりと言えば、生で食べる印象が強いですが、中華料理の炒めものメニューでも実はよく使われます。
手軽な調理法は……まずはフライパンに油を敷き、疲労回復をサポートするビタミンB群が豊富な豚肉を炒めます。肉に火が通ってきたらぶつ切りにしたきゅうりと、醤油・みりん・オイスターソースなどを加えてお好みの味付けで混ぜ炒めます。
辛いのが好きな方はキムチを加えて豚キムチ風にしてもおいしいですよ!
きゅうりの食感と豚肉の旨味でごはんがすすむおかずがあっという間に完成します。
きゅうりの食べ方【4】茹でるのもアリ!しゃぶしゃぶ風にしてみよう
きゅうりをスライサーで薄くスライスしたら、しゃぶしゃぶにしてみましょう。ここでも豚肉や、もやしなど他のお野菜を合わせて栄養バランスの高いお手軽料理に仕上げるのがおすすめです。
薄くスライスして茹でることで、ヌードル感覚で楽しむことができますよ。ポン酢やごまダレ、魚醤ダレなどお好みのテイストで味わってみては?
さっぱりとした味わいなので、真夏の食欲低下時にも食べやすいメニューです。
【まとめ】そのまま丸かじりから、炒める茹でるも!きゅうりの食べ方4選
いかがでしたか?旬のきゅうりの食べ方を4つご紹介しました。
熱中症対策や、疲労回復、食欲不振時に……目的別に、お好みの食べ方できゅうりを取り入れてみませんか?
旬食材のパワーで、猛暑に負けず体の内側からキレイと元気を磨きたいですね!
執筆者
- 國塩 亜矢子 フードコーディネーター
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
…