まだまだ紫外線が強いため、日焼け止めやUVカットアイテムなどで対策している人も多いはず。 対策をしていても日焼けしてしまうこともありますが、秋冬のゆらぎ肌、冬の乾燥、数年後のシワやシミなど、数年後に後悔しないためにも紫外線対策は不可欠です。
今回はエステティシャンの筆者が、将来の肌悩みを招かないための日焼け後のケアについてお教えします。
日中は日焼け止め、UVカットアイテムの活用はマスト
紫外線は一年中降りそそいでいて、特に4月〜9月が紫外線量が多く、強いです。
夏は日照時間も長く、太陽が出ているあいだ紫外線を浴びていますが、一日の中でも午前10時から午後14時が最も紫外線が強い時間帯です。
紫外線は建物の壁や地面を反射したり、窓ガラスも通過するので屋内で過ごしていても日焼け止めを塗るなどの紫外線対策は必要です。
外出時は日焼け止めを塗る、さらにUVカット機能のあるアームカバーや帽子、日傘、サングラスを併用するのがおすすめです。
日焼け止めやUVカットアイテムを活用していても、日焼けしてしまったということがあると思いますが、日焼けしないというわけではなく、あくまでも紫外線によるダメージを遅らせたり、軽減させるなど肌を守るためのものです。
朝に塗っても午後には汗や水で流れ落ちたり、時間の経過とともに効果が落ちてしまうので2〜3時間に1回は塗り直しをしましょう。
日焼け直後のケア:肌を冷やして、保湿タイプの化粧水+シートマスクでうるおいを補う
一日の終わりに、肌がじんわりと赤くなっていたり、ほてりを感じることはありませんか?
- (1)メイクや体の汚れを落としたあと、常温の水もしくは少し冷たいくらいの水で肌の熱やほてりを冷ましましょう。
- (2)保湿タイプの化粧水をたっぷり補い、顔の場合はさらに保湿タイプのシートマスクを重ねて肌のうるおいを高めましょう。
- (3)乳液、クリームで保湿をおこないましょう。
紫外線を浴びると肌に熱をもったような状態になるため、まずは水で冷やして熱を冷ましましょう。
夏は紫外線を浴びたあとや汗、エアコンの風などで肌が乾燥しやすい状況なので日焼け直後はうるおいを補うことが大切です。
日焼け直後のケアを怠ったり、手抜きすると、肌のターンオーバーが乱れ日焼けの戻りが遅いと感じたり、乾燥によって季節の変わり目の肌の不調、秋冬の乾燥や将来のシワやシミを招く原因となります。
日焼けから数日後のケア:美白成分の美容液、シートマスクを活用
日焼けの戻りを早くしたい、将来のシミにはさせたくないと感じることはありませんか?
- (1)肌の汚れを落としたあと、保湿タイプの化粧水をたっぷり補います。
- (2)美白成分が配合されたシートマスクや美容液を補いましょう。
- (3)乳液、クリームで保湿をおこないましょう。
くすみやシミの元となるのはメラニンの増殖です。
紫外線を浴びることでメラニンが増殖し、ターンオーバーの乱れによって肌の内部で停滞してくすみやシミとなって表れます。
肌の乾燥を防ぎターンオーバーを乱さないためにも保湿をおこない、メラニンを増やさない、停滞させないためにも美白ケアをおこないましょう。
ただし、日焼け直後など肌に赤みがある場合は保湿タイプの化粧水、美容液、シートマスクで保湿を優先しましょう。日焼けから1週間ほど経って肌が落ち着いた頃に美白ケアに移行しましょう。
まとめ:将来の肌悩みを招かないためにも守る、補うケアが大切
シミやシワになってからどうしよう...とケアを始めるよりも、日々紫外線対策をおこない、日焼け後にしっかりケアをおこなっておくことが大切ですので、参考にしてみてください。
執筆者
- 寒川あゆみ エステサロンオーナー・美容家・美容ライター
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思…