顔を見た時に “肌がくすんで見える” “透明感やうるおいがない” “フェイスラインがたるんで引き締まり感がない”などと感じることはありませんか? 今回は、エステティシャンの筆者が秋に感じやすい肌悩みに合ったケア法をご紹介します。
秋の老け見えの原因は?
秋になると老けて見える特徴は「くすみ」「乾燥」「毛穴の開き」「たるみ」です。
夏に受けた紫外線のダメージや日焼けによって、肌の内部でメラニンが増え、蓄積されることで肌のくすみを招くほか、汗やエアコンの風などによって肌が冷えて血流が低下してくすんで見えます。
夏の汗やエアコンによって意外と肌が乾燥しています。秋冬に向けて気温や湿度が低下し、さらに乾燥を加速させたり、乾燥によって毛穴の開きが目立ちやすくなります。
また、紫外線のダメージや夏の疲れから表情が疲れたように見えることもあります。
秋の老け見えを改善させるには「乾燥させないこと」「血流を高めること」が大切です。
秋の老け見え改善におすすめのケア法
(1)洗顔後、化粧水をなじませる
化粧水は肌にうるおいを与えるものです。500円玉ほどの量を手に取り、顔全体に優しくなじませ、もう一度500円玉ほどの量を手に取り、目元や鼻、口周りなどの乾燥しやすい部分に重ねましょう。
(2)乳液を手に取り、顔全体に広げる
このあとマッサージをおこなうので、肌の表面に乳液が残っているくらいで良いです。
(3)マッサージをする
指の腹でなでるように、あごからフェイスラインを通り、耳の下に向かって5回流す。
指の腹でなでるように、口角からフェイスラインを通り、耳の前に向かって5回流す。
指の腹でなでるように、小鼻から頬を通り、こめかみに向かって5回流す。
口角をキュッと引き締め、法令線に人差し指を沿わせて耳の前に向かって5回流す。
指の腹でなでるように、目頭から目尻に向かって流し、こめかみを押すを5回繰り返す。
親指の腹を使い、耳の下から耳の前を通り、こめかみに向かって5回流す。
人差し指の腹を使い、眉毛の筋肉を持ち上げ、おでこを通り、頭皮に向かって5回流す。
(4)シートマスクをする
シートマスクを乗せ、空気を抜くようにぴったりと密着させます。
下から上に向かってなでながら密着させたり、シートマスクの端を軽く引っ張ると密着力が高まり、肌の引き締めやリフトアップ効果も期待できます。
このまま5〜10分ほど置きましょう。
シートマスクは、乾燥や乾燥による毛穴の開きが気になる場合は保湿成分配合のもの、くすみが気になる場合は美白成分配合のもの、シワやたるみが気になる場合はエイジング成分配合のものがおすすめです。
(5)乳液、クリームで保湿する
シートマスクを外したあと、乳液、クリームを重ねて保湿します。
まとめ:たるみケアマッサージ×シートマスクで秋の老け見え改善へ
ただ単にスキンケアをつけるだけでなく、スキンケアの途中でマッサージをおこない血液やリンパの促進をすることでくすみ予防、かたくなった表情筋をほぐすことでリフトアップサポートができます。
さらにシートマスクをプラスすると化粧水だけでは不足しがちなうるおいや美容成分を補うことができ、乾燥予防、乾燥によるくすみ、毛穴の引き締めケアとしても効果的ですので、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者
- 寒川あゆみ エステサロンオーナー・美容家・美容ライター
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思…