こんにちは！リカバリートレーナーの伊藤晃一です。
ウエスト、とくに、脇腹をスッキリさせたい方へおすすめの、自宅で簡単にできるリカバリー体操を紹介します。日常生活では伸ばすことの少ない、お腹のサイドのラインを伸ばすことで、脇腹がスッキリするだけでなく、腰痛予防にも繋がります！
ウエスト、とくに脇腹（＝お腹のサイド）に脂肪がつきやすい、“浮き輪”がなかなか取れないのはなぜでしょうか？
1番の原因は、日常での動きの少なさです。
日常生活において、動きのほとんどは、座る・立つ・歩く・階段を上る・しゃがむ、など、股関節から上半身が前傾する、「前屈」という動きにあたります。
これ以外の、後ろに反る動き（後屈）、横に曲げる動き（側屈）、ねじる動き（回旋）は、自然な日常生活の動きの中ではほとんど行いません。
腰から脇腹（＝お腹のサイド）にかけて、日常生活での動きの少なさから、筋肉の伸び縮みが少なくなると、筋肉・筋膜が硬くなりやすくなるだけでなく、血流も滞り、腰痛・むくみ・脂肪がつきやすいといったお悩みの原因となります。
このため、腰痛予防や、脇腹（＝お腹のサイド）の浮き輪解消のためには、お腹まわりを動かすことが必要なのです。
脇腹（＝お腹のサイド）には、肋骨と骨盤をつなぐ、とても大きな筋肉がついています。また、この脇腹（＝お腹のサイド）の筋肉は、お腹全体を包んで背中の腰のあたりまでついています。
脇腹（＝お腹のサイド）の筋肉がしっかりと機能すれば、ウエストのくびれや、代謝アップにもつながります。さらに、この脇腹（＝お腹のサイド）の筋肉は、「天然のコルセット」といわれるほど、腰痛予防に重要な役割を果たしています。
しかし、日常での動きの少なさから、この脇腹（＝お腹のサイド）の筋肉の筋力が弱くなったり、硬くなってしまっている方はとても多いです。
たとえば、急に後ろを振り向こうとしたらぎっくり腰になった経験のある方は、日常的にねじる動き（回旋）が少ないことが原因で、筋肉が硬くなっていたことが可能性の1つとして考えられます。
脇腹（＝お腹のサイド）を引き締めたい！と腹筋トレーニングをされる場合も、急に負荷をかけるのではなく、今回紹介するリカバリー体操「お腹のサイドのストレッチ」で、日常的に硬くなりやすい脇腹（＝お腹のサイド）をのばし、筋肉を伸縮しやすくしてから腹筋行うと、ケガや腰痛予防に繋がるだけでなく、美しくウエストを引き締めることができます。
①片手を床につき、からだを横向きのまままっすぐ伸ばし、上側の足を曲げてからだの前に着きます。
◎ポイント：
頭から伸ばしている足先までが一直線になるようにします。
注意点：伸ばしている足（下側）が、からだより前にくると、正しくストレッチがかかりづらくなります。
②「痛気持ちいい」と感じるところで90秒、キープします。
③反対側も同様に行います。
◎よりストレッチをかける方法：
伸ばしている足（下側）を、後ろにすると、下側のお腹のサイドによりストレッチがかかります。
お風呂上がりは、血流が起きて筋肉が温まった状態で、伸ばしやすいためおすすめです。
夜寝る前に行えば、1日使った筋肉・筋膜の硬さをリセットし、寝返りを打ちやすくなることで、筋肉・筋膜が固まりにくく、腰痛予防にも繋がります。
朝起きたときに、腰に無理がない方は、ぜひ行ってください。
寝ている間に硬くなったお腹から腰まわりをしっかりストレッチすることで、血流が起き、スッキリ1日をスタートできます。
脇腹（＝お腹のサイド）のストレッチは、ウエスト引き締めや腰痛予防だけでなく、スポーツをする方にも、とても重要です。
ランニングをする方は、足の外側にある靭帯が硬くなりやすいのですが、今回ご紹介した、「お腹のサイドのストレッチ」は、足の外側の靭帯までつながる、からだのサイド全体の筋膜をストレッチすることができるので、アフターケアにぜひ行っていただきたいです。
ほかにも、水泳をされる方、ゴルフやテニスなどをされる方も、これだけしっかりからだのサイド全体をのばせるストレッチはなかなかないため、可動域や柔軟性、パフォーマンスアップに、ぜひ取り入れてみてください。
簡単で、ご自宅でリラックスして行えて、とても気持ちよく、終わったあとはスッキリする体感を得られる方も多い、どなたにもおすすめのリカバリー体操です！
《プロフィール》
トレーナー歴20年、リカバリーマスタートレーナーとして10000名以上の方々を指導。
28歳の時にパーソナルトレーナー派遣会社を設立。29歳ニューヨークにて出張パーソナルを中心に歌手、起業家、翻訳家、…
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