寝過ぎは危険!?休日の「寝だめ」はNG?
「平日の睡眠時間が短いから、休日は寝だめしています」なんて人はいませんか?実は人間は寝だめすることができないといわれているうえ、なんと寝だめによって心身の不調を招くこともあるのです!
人間の体内時計
人間には体内時計が備わっていることを知っているでしょうか。私たちの睡眠と覚醒のリズムは光によって制御されているといわれていて、起きてすぐに光を感じると睡眠ホルモンの分泌がストップし、そこから約15時間後にまた眠くなるよう体内時計がセットされるといわれています。
寝だめが招く悪循環とは?!
したがって休日に寝だめをして遅い時間に起きてしまうと、当然のことながら就寝時間も遅くなります。人は眠くなる時間をコントロールすることができないので、体内時計でセットされた時間が来ないことには、なかなか眠りにつくことはできません。結果的に、仕事や学校がある日は起床時間が決まっているので、短い睡眠時間しか取れないことになってしまうのです。体が十分にメンテナンスされていない状態なので、寝だめが習慣化している人の中には休日明けの起床が特別に辛いと感じる人もいるのではないでしょうか。
質の良い睡眠を
そうはいっても、休日ですからいつもよりも睡眠を取りたいと思うでしょう。ですから休日の睡眠は仕事や学校がある日に加えて2時間までにしてみてください。日中に昼寝をする場合にも20分程度に留めてくださいね。休日でも起きたらしっかりと光を浴び、ダラダラせずに動きましょう。適度な運動により夜はぐっすりと眠れると思います。これで長時間の睡眠があまり良い睡眠ではないことがわかったでしょうか。規則正しい生活で睡眠を取ってくださいね。
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