推拿(すいな)

エステメニューは、一つひとつの施術内容や効果がわかれば、もっと身近なものに。ここではリラクゼーションの「推拿」についてご紹介します。

推拿(すいな)について

「推」は一点をおすこと「拿」はつかむことを表します。推拿(すいな)は、中国に古くから伝わる揉みほぐし法で、さまざまな手の動きの組み合わせで、リズミカルに刺激します。

比較的力強い揉みほぐしで、圧が深いところまで達しますが、施術を行う人の負担が軽く、ほとんど疲れないといわれるほど、合理的な動きが特徴です。

推拿(すいな)の効果

東洋医学の考えに基づく推拿は、経絡を刺激することで、経絡につながる部位が正常な働きを取り戻す、と考えられています。

筋肉のコリや痛みをやわらげると同時に、内臓の働きも調節し生理機能を回復させると考えられています。

・コリ、だるさの軽減
・内臓の働きを改善
・血行を促進
・筋肉や骨の痛みをやわらげる
・汗の分泌を高める
・筋肉疲労を取り除く
(あくまで中国医学の考え方であり、日本のエステサロンでは治療を目的として行っておりません)

推拿(すいな)の施術方法

100種類以上もの手技を使い、さまざまな力で経絡とツボを効果的に刺激します。

手の甲や手のひら・手指を使い、 体表や皮膚経絡上のツボに刺激を加える手技や、 関節部位に働きかける運動法などの手技があります。

按(垂直に押す手技)

按は中国語で一点を垂直に押す意味。 指のお腹や手のひら、肘などを使ってツボを押します

推(水平に押す手技)

推はツボや痛点に手をあて、筋肉に沿って水平に押す手技です。引き戸を横にスライドさせるような動きをします。

摩(さする手技)

さする、こするといった感じの手技です。これも手のひらや指の腹で、円を描くようにさすります。お腹や目の周りなどに適した手技です。

揉(揉む手技)

小さな円を描くように揉む手技です。一定の力で規則正しくマッサージします。皮膚の表面ではなく、奥にあるツボに力が伝わるようにします。

拿(広い範囲をつかむ手技)

広い範囲をつかんで持ち上げるといった感じの手技です。肩こりのときに揉み方に似ていますが、拿は肩をつかんだ手をそのまま上方向に持ち上げたら、つかんだ手を放すのがこの手技です。

滾(転がす手技)

手の背などをあて、手首を回しながら、手の甲の突起した部分をツボに押し当てて転がす動作を行う手技です。面積が大きい部分に適しています。

震(震わせる手技)

指先や手のひらをツボにあて、垂直方向に力を入れて押しながら小刻みに震わせます。

扣(叩く手技)

軽く握ったこぶしで叩く手技です。肩叩きに似ていますが、こぶしの指の側でリズムよく軽く叩きます。

搓(こすり合わせる手技)

よじるように、こすりあわせる手技です。両手で挟むように持って、縄をよるように腕などをこすります。

推拿(すいな)が影響を与えた世界のマッサージ

インド・アーユルヴェーダと並んで、古くからの歴史を持つ推拿。日本の指圧・按摩のルーツでもあります。

また、タイなどの伝統マッサージにも推拿は影響を与えたといわれています。

推拿(すいな)のよくある質問

推拿(すいな)は痛くありませんか?

日本のサロンで行われている推拿は、治療目的ではなく「気持ちよさ」をメインにした施術がほとんどです。

しかし、本場中国のお医者さんが行っている推拿では、患者さんの上に乗ったり、強めに押したりなど、見た目に痛そうな施術もあるようです。

どのような格好で受けるのですか?

洋服を着たまま、ベッドに横になって受けることができます。サロンによっては、トリートメント用のトレーナーやショートパンツが用意されていることもあります。

推拿(すいな)の豆知識

推拿は、漢方、針灸と並んで、中国3大伝統医学とされています。

中国の病院には外科や内科などと並んで推拿科があり、コリや痛みはもとより体の不調全般にわたる治療や半身不随者のリハビリなどを行っています。

推拿(リラクゼーション)向きの人

・オイルマッサージが苦手な方
・肌を見せるのに抵抗がある方
・強めの刺激がお好きな方
・短時間で癒されたい方
・血行を促進、代謝を高めたい方
・健康を維持したい方

リラクゼーションの口コミ

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