ストレッチやマッサージをしても一向に細くならないふくらはぎ。もしかすると、もも裏の硬さが関係しているかもしれません。一見結びつかない両者ですが実は大いに関係しているのです。この記事を読めばふくらはぎが太くなった原因がわかるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。
もも裏が硬いとふくらはぎが太くなる!?原因を解説
まずは、なぜもも裏が硬いとふくらはぎが太くなるのかについて解説します。
私たちが歩いたり走ったりする時には、主にお尻・もも裏・ふくらはぎなどの筋肉が協調して働きます。この協調が保たれていればふくらはぎが太くなることはないのですが、長時間のデスクワークからくる座り過ぎや日常的な運動不足などが原因となってもも裏が硬くなると、すべての負担がふくらはぎにかかります。
その結果、ふくらはぎの筋肉は異常に発達して太くなってしまうのです。
また、負担がかかり続けると筋肉が緊張して血流やリンパの流れが悪くなります。すると、ふくらはぎはむくんでしまいパンパンになります。
もも裏が硬くなるだけで、筋肉の発達とむくみのダブルパンチで太くなってしまうのです。これ以上ふくらはぎが太らないように、今すぐもも裏の硬さを解消しましょう。
もも裏の硬さを解消!効果的なストレッチ法をご紹介
もも裏の硬さを解消するためにはストレッチが効果的です。もも裏をストレッチすることで、ふくらはぎにかかり過ぎていた負担を軽減し筋肉のバランスを整えることができます。
なかでもオススメしたいのが「ホールド&リラックス」というやり方です。
ホールド&リラックス法とは、3秒間力を入れた後に一気に脱力し筋肉の緊張を解いていくストレッチ法で、このサイクルを何セットか繰り返すことで柔軟性をあげることができます。
ホールド&リラックス法は短期間で柔軟性をあげられますが、体が硬い人にとっては痛みを伴うので覚悟が必要です。
以下でやり方を解説します。
やり方①、タオルを足裏にかけ仰向けに寝転がります。
やり方②、3秒間全力で膝を伸ばします。
ポイント:呼吸を止めずに行いましょう!
やり方③、一気に脱力します。
ポイント:力をすべて抜くようにしましょう!
やり方④、②と③を5~10回繰り返しましょう。(反対の脚も行いましょう)
上記のストレッチ方法を毎日行いましょう。また、お風呂上がりに行うとより効果的です。もも裏の硬さはしつこいですが、少しずつ硬さを解消してふくらはぎへの負担を減らしていきましょう。
もも裏が硬くならないように日常生活から出来ること!
日常生活でもも裏の硬さやふくらはぎの太さを予防するために、以下のような工夫をしてみましょう。
・長時間の座り仕事のあとには、ストレッチや軽い運動を行う。
・歩く際には足の裏全体を使って歩き、大きな歩幅を心がけて歩くようにする。
・高いヒールの靴を履いたあとには、ふくらはぎのストレッチやマッサージを行い筋肉の緊張を緩和する。
意識的にリラックスの時間を設け、筋肉の緊張を緩和しましょう。
ふくらはぎを細くするには、長い目で続けることが成功のポイント!
もも裏の硬さが解消されてもすぐにふくらはぎが細くなるとは限りません。徐々に長い時間をかけてふくらはぎの太さは解消されていきます。
ですから、結果を急ぎ過ぎると挫折しやすくなります。長い目でみて毎日コツコツとストレッチメニューをこなしていきましょう。
長く続けることが出来れば、いつの間にかふくらはぎが細くなっているかもしれません。その日まで頑張りましょう!
執筆者
- 飯沢 芳明 下半身痩せ専門パーソナルトレーナー
【プロフィール】
2006年からトレーナーとしてのキャリアを築くなかで、最も要望が多く・最も難しいとされる「下半身痩せ」に応えるため、2015年に専門のパーソナルジムを開業。
当時としては日本初ということもあり、年間2…