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がん予防で注目?! 英研究でがん細胞を死滅させた話題の天然成分「サルベストロール」の真実【前編】

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世界的に注目されているオーガニック食。みなさんが、オーガニック食品を購入する理由はなんでしょうか。「健康のため」「安全性が高い」この二つがメインにあげられると思います。さらに、おいしく美容にもいいですね。

実はオーガニック果実・野菜・ハーブのなかには、「サルベストロール」というがんの治療の研究に有効な天然性成分があります。

厚生労働省の人口動態統計によると、がんは1981年以降ずっと日本人の死因第1位で、全体の3割を占め、3人に1人ががんで亡くなっている計算になります。テレビを見ても、がんでなくなる方が相次ぎ、がんにならない身体づくりがますます注目されるのではないでしょうか。

今回は、この「サルベストロール」に関して、がん治療に携わり、「オーソモレキュラー医学」※1を提唱する医師の柳澤厚生先生に、医学的観点からお話を伺います。

■ツルツルできれいな果物は実は栄養価が低い?

晩柑、オレンジ、グレープフルーツなどの果物や野菜類。スーパーで市販されているものは表面がツルツルしてきれいですね。一方、オーガニックのものは表面がでこぼこしていて、きれいでないものが多いですよね?

オーガニックの果実や野菜(果物より薄め)に付いている黒い斑点は、泥の付着ではなく、サルベストロールという天然成分で、オーガニックでないとなかなか出てこないものなのです。

オーガニックでないと、サルベストロール成分が出ない?
その理由は……


そもそも自然に生えている、あるいは無農薬で育てられた野菜や果物は、虫や細菌、そしてカビにさらされています。カビにさらされていると、それに対して身を守ろうという防御反応が働きます。そうでないと腐ってしまいますからね。

野生の果物がカビや細菌が付着しても育ち続けられる理由は、カビや細菌が侵入してきたときに、表面のサルベストロールという成分が防御反応としてできるからです。これはファイトケミカルと呼ばれるもので、より強く栄養素の豊富な植物になります。

古来、ヒトや動物は、この黒い斑点のついた食品を日常で食べていました。サルベストロールは、私たちの身体によい作用をもたらしていたのですね。

■サルベストロールを摂取すると、身体にどんなよいことが起きる?

まず、がんになりにくくなるといえるかもしれません。1997年にアバディーン大学(イギリス)で研究していたダン・バーク教授のチームは、がんの研究をしていたところ、CYP1B1(シップワンビーワン)という酵素を発見しました※2。これは、がん細胞には多量に発生する一方で、正常な細胞には基本的にほとんど出てきません。

米ハーバード大学ダナ・ファーバーがん研究所からも多数論文がでており、CYP1B1酵素が多くの癌に出現している事実を示しています。CYP1B1酵素は、すべてのヒトのがん細胞に発現し、正常の身体組織にはわずかしか発現しない。すなわち、ほとんどのがん細胞にはCYP1B1酵素があるということがいえるのです。

研究を続けるなかで、植物のなかに含まれるサルベストロールが、身体に入り、細胞に入って、そしてCYP1B1酵素に反応すると、がん細胞を死滅させる成分に変化することを発見したといいます。

これは、ヒトの身体は自然のなかで生きている限り、人体に作用するサルベストロールのサイクルが、天然のがんを防ぐサイクルだと考えられます。

したがって野生の動物は、サルベストロールがたくさん入っている植物や果物を食べているから、がんになりにくいといえるのですね。

最近では、ヒトと同じ生活をする犬や猫などのペットのがんもものすごく増えています。これだけ医学・医療が発達しているにも関わらず、また、がん撲滅運動をうたっているにかかわらず、なぜかがんは決して減りません。むしろがんの種類によっては増えています。

それは、治療の問題ではなく「食の問題」が重要だったのです。

■カビや細菌の刺激により生成されるサルベストロール

食品に付着するカビや細菌がなければ……。すなわち農薬や防腐剤を使ったりすると、サルベストロールは3~30倍少なくなってしまいます。

サルベストロールは、真菌、カビの感染の防御反応で生成された抗菌性のファイトレキシンという成分の一つ。どんな食品に入っているかというと、ほとんどの野菜や果物、ハーブに入っているのです。

とくにそのなかで、多く含まれるのは・・・

●果物
リンゴ、クランベリー、イチゴ、オレンジ、ブドウ(ワイン)、レモン、ブルーベリー、ラズベリー、いちじく、プラム、ようなし、タンジェリンオレンジなど

●野菜
アボガド、ニンニク、オリーブ、タマネギ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、アスパラガス、ごぼう、えんどう、ソラマメ、セロリ、クレソンなど

●ハーブ
バジル、ミルクシスル、ミント、セイジ、ローズマリー、パセリ、ルイボス、ローズヒップ、パクチー、カモミールなど

オーガニックの植物は、非オーガニックの3~30倍のサルベストロールが含まれます。食べる予防薬ともいえるかもしれません。

免疫力がアップすると、カラダのなかからきれいになるのはもとより、がんの予防にもなりますね。


次回は、「現代人は、サルベストロールをどれだけ日常で摂取しているか」をお伝えします。


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【解説】
※1:「オーソモレキュラー医学」は、ビタミン、ミネラルで病気の予防や治療をする栄養療法。2002年設立した国際オーソモレキュラー医学会は、カナダを本部とし、現在23か国が加盟。

オーソモレキュラーという言葉は、ノーベル平和賞、ノーベル化学賞を受賞したライナス・ポーリング博士(Dr. Linus Pauling/米国)によって発信された。

“Optimum nutrition is the medicine of tomorrow.”
「未来の薬とは、理想的な栄養である」というポーリング博士の言葉が残されている。
isom-japan.org/about-us/orthomolecular.html


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【参考文献】
※2:murray et al. Cancer Res. 57:3026-3031(1997)

【写真・情報提供】
スピックサロンクリニック名誉院長 / 国際オーソモレキュラー医学会会長
スピッククリニック鎌倉 名誉院長 医学博士
柳澤 厚生 先生
spicclinic.com

サルベストロールジャパン
salvestrol.co.jp


がん検査はお早めに
PET検査ネット
pet-net.jp



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