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おうちスパは、重炭酸で代謝アップ!一流アスリートのようなコンディショニングも

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炭酸泉入浴は血行促進、冷え、肩こり、腰痛、筋肉痛の改善、自律神経安定などが期待でき、一流アスリートも疲労回復に活用しています。自律神経が乱れやすい人は低めの温度で心身ともにリラックスしましょう。

ドイツでは保険適用の温泉治療

炭酸泉は19世紀後半に生理学的な研究が始まる前から、世界中の人々に利用されてきました。日本では、単純温泉、塩化物泉、硫黄塩泉、硫黄泉などが温泉の主流ですが、ヨーロッパでは炭酸温泉が多く湧き出ていて、古くから療養場所として親しまれています。
 
ドイツには、古くから炭酸泉の研究で有名なバードナウハイム温泉があります。ここは、昔から近隣諸国の王侯貴族も訪れるクア(ドイツ語で「治療」という意味)の場所として成長してきました。炭酸泉の治療施設「クアハウス」、さまざまな研究所、社交場などが設置され、大きな街となっています。
 
クアハウスの滞在治療には、ドイツの健康保険が適用されるので、ドイツ人は温泉だけでなく漢方やハーブ、鍼灸、カウンセリングなど他の治療と組み合わせて、3〜4週間の長期療養を受けられるのです。私たち日本人にとっては、少しうらやましい温泉事情です。

炭酸泉はどんな特長があるの?どこで入れるの?

炭酸泉とは、炭酸ガス(CO2)の溶け込んだ温泉のこと。日本の温泉法では、温水で濃度が250ppm以上を「炭酸泉」と定義しています。そのなかでも、1000ppm以上の濃度のものは、高濃度炭酸泉炭酸泉として、血流改善などの医学的にも効果があるとされています。

日本では、火山活動が活発な地学的環境にあるため、炭酸泉は数が少なく貴重な温泉となっています。日本の代表的な炭酸温泉としては、秋田の玉川温泉、大分の長湯温泉などが知られています。
 
炭酸泉に入ると、血管が拡張して血流が促進されます。炭酸泉はぬるめの温度(37~40℃)で長く入ることが推奨されています。ドイツのバードナウハイム温泉の平均温度は驚きの低温、37度ということです。

炭酸泉ではお湯の中にある重炭酸イオン(分子が小さい)が、皮膚を通して毛細血管に入ります。重炭酸イオンは水に溶けた二酸化炭素なので、血管は「二酸化炭素が多い→酸素不足!」と感知します。そこで、身体は「酸素がもっと必要」いう指令を出して、反射的に血管は拡張され、血流が上がるというメカニズムなのです。

この仕組みによって、炭酸泉は普通のお湯に入った場合と比べて、より血流がよくなるということ。お湯の温度が低くてもカラダが温まるので、高血圧の傾向の人でも、安心して入浴できるのも炭酸泉浴の魅力のひとつです。

オリンピック強化選手を育てる施設でも活用

ロンドンとリオデジャネイロで開催されたオリンピックでは、日本選手のコンディショニングのために、人工炭酸泉の装置が持ち込まれ、選手の疲労回復を助けました。
 
スポーツ科学・医学などの先端的な研究の拠点として最新施設を揃えた、国立科学スポーツセンター(JISS)、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)でも重炭酸泉プールが活用されているそうです。オリンピック級のトップアスリートを、重炭酸泉がサポートしているということですね。
 
人間の身体は、「交感神経」と「副交感神経」の2つの自律神経でコントロールされています。トップアスリートは、自律神経の機能が高くて、副交感神経(体内にエネルギーを蓄積する方向で作用する)が優位な人が多く、緊張のなかでいつもリラックスできるようです。 交感神経は活動的な働きを、副交感神経はリラックスする働きをもっています。

ストレスがあるとき、リラックスしようと思っても、なかなか難しいもの。一流のアスリートがメンタルトレーニングを受けるのは、そこに理由があるのですね。
 
末梢血管を拡げる働きの大きい重炭酸泉は、副交感神経の働きに作用するともいわれます。心と身体の両面から、疲労回復が期待できるともいえますね。

リラックスできて、血行促進、代謝もよくなることが期待できる重炭酸泉。温泉に行かなくても、自宅のお風呂で重炭酸温浴を楽しめる入浴剤も販売されています。お風呂が恋しいこれからの季節、ぜひ試してみてください。

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【参考文献】

・入來正躬:高濃度炭酸泉下肢浴による血液検査値の変動.日本生気象学会雑誌,2006;43巻(4号).

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