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ダイエットしても、体重が減らない人。 野菜ジュースや果物ジュース、ペットボトル飲料を飲んでいませんか?

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南の島で日焼けしながらフルーツジュースをたくさん飲むと、肌と身体の老化が進む? 果糖はさまざまな生活習慣病を引き起こす原因になるだけでなく、困ったことにお肌のたんぱく質と結びついて「糖化」が起こり、シミやシワの原因になるAGE(エージーイー)を作りやすい糖なのです。

果糖は私たちにとって、とても身近な糖分

アイスコーヒーなどに入れるガムシロップの成分を見ると、果糖とブドウ糖の混合であるものがほとんど。なぜ、果糖が入っているかというと、溶けやすく、温度が低いほど甘く感じる性質があるからです。

ガムシロップだけでなく、ジュースやペットボトル飲料に使用されていることが多い果糖ですが、もちろん、果物にも多く含まれています。最近の研究で、果糖はブドウ糖に比べて、何倍も体内で糖化しやすい糖であることがわかってきました。

糖化とは、食品の加工で発見された「メイラード反応」

糖とタンパク質が、熱で結びつき、見た目が褐色に変化することを「糖化」といいます。ホットケーキが茶色く色づくとき、このとき糖化反応が起きているのです。この反応は食品加工で、色付けや風味付けなどに利用されている「メイラード反応」と呼ばれるもの。

メイラードという名前のフランスの科学者によって発見されました。糖化は体の中でも起こることがわかり、美容と健康の両面で最近注目されています。

食事で体内にとり込まれた糖質(炭水化物)が、血液中のブドウ糖(血糖)になります。この糖が体温によって加温されることで、身体の組織を構成するたん白質と結びつき、食品と同じように糖化反応が起きるのです。

体温はホットケーキを焼くほどは高くはありませんが、生きているあいだはずっと、36〜37度の熱が体内とタンパク質と糖に加えられているので、糖化はじわじわと進行していきます。

ブドウ糖と果糖はどこが違うの?

ブドウ糖は、別名「グルコース」。血液中に一定の割合(血糖値)で含まれていて、脳や筋肉を動かすエネルギー源です。米、パン、麺類、ぶどう、バナナ、ごぼう、芋などの穀物や果物に多く含まれています。ブドウ糖と呼ばれる理由は、「熟したブドウ果汁に多く含まれているから」「化学式の形がブドウの房に似ているから」などといわれています。

果糖は別名「フルクトース」 。糖の一種で、全ての糖のなかで最も多く水に溶ける糖です。蜂蜜、木に実る果物、ベリー類、メロンなどに多量に含まれています。蜂蜜や果物のなかでは、ブドウ糖など他の種類の糖と混ざって存在しています。「果糖(フルクトース)」という名前は、果実を意味するラテン語「fructus」から来ています。

体内で果糖は、どのように影響するのでしょうか。ブドウ糖は小腸から吸収された後、血液中に入り血糖値が上がりますが、インスリンが膵臓から分泌されることで血糖値が下がり、ブドウ糖は全身の細胞に運ばれてエネルギーとして利用されます。余った分が中性脂肪となります。

一方の果糖は、ほとんどが肝臓で代謝され、血糖値を上げないので、以前はダイエットや健康に比較的良い糖だと誤解されていました。しかし最近の研究で、果糖はブドウ糖の何百倍も糖化を起こしやすいことがわかってきたようです。また、果糖も過剰にとると肥満のリスクがあることが指摘されています。果糖は長年隠れていたけれど、実はクセモノの糖分なのです。

人類は果糖の危険性に気づいていた?

人類の歴史を振り返ると、簡単に手に入る果物を主食に選ばないで、何故か、わざわざ手間がかかる穀類や芋の栽培を始めています。ブドウ糖が果糖に比べて、糖化を引き起こしにくい、身体への危険性が少ないことを知っていて、栽培を選んだのかもしれません。

果物そのものは、果糖だけでなく抗酸化物質・食物繊維・ビタミン類・微量元素など果糖の害を相殺する成分も含まれているので、食べ過ぎなければ問題はありません。
 
気をつけなければいけないのは、ジュースやペットボトル飲料です。ダイエットのためだけでなく、お肌の老化を防ぐためにも、甘みの成分を確認して飲み物を選ぶとよいでしょう。


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【参考文献】

・河崎 孝弘 :グリケーション―食品から臨床へ フルクトース毒性.帝京大学医学部内科学講座,糖尿病 48(6), 419-421, 2005.

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