こんにちは!スタイル・肩こり腰痛改善専門パーソナルトレーナー北村智哉です。
普段のデスクワークで背中が丸まってしまい、猫背になってしまっていませんか?これを改善するために、胸を張っている方もいると思いますが、実は、肩こりの要因になっているかもしれません。
胸を張る=肩こり悪化の要因に
猫背になってしまうことで、肩こりになってしまうのは、なんとなく想像がつくと思いますが、猫背を改善するために、胸を張って、肩こりになってしまうと言われると、「?」がつく方が多いと思います。しかし、現実にその様な方がいらっしゃるのです。なぜ、胸を張ることで、肩こりになってしまうのでしょうか?
猫背になるということは、背中が丸まり、肩が前に巻き込むような姿勢です。見た目も、あまりいいとは言えませんよね。これを手軽に改善するとなると、多くの方は胸を張ります。胸を張ることで、丸まった背中を伸ばしたり、前に巻き込んだ肩を後ろへ引いた姿勢になりやすいです。でも、この状態を長く続けるには、背中や肩の筋肉を出来るだけ緊張(収縮させた)状態にしておかないといけません。
この状態が、長く続けば続くほど、筋肉は緊張してしまい、それが結果的に過緊張状態になってしまい、背中や肩が張ってきてしまい、肩こりへとつながってしまうのです。その様に考えると、胸を張るというのは、猫背を改善し、肩こりを解消するわけではなく、肩こりを助長させる可能性があるのです。
猫背を改善・肩こりを解消するポイント
では、猫背になった状態を改善し、肩こりを解消していくには、どうすればいいのかをここからお話ししていきます。
まず1つ目は、胸を張るということは、やらないでください。この理由は、先ほどお話ししたように、逆に肩こりを助長する可能性があるからです。2つ目は、胸のストレッチです。猫背になると、胸の筋肉が収縮してしまうので、これを改善していくことが必要になります。
胸のストレッチは、こちらです。
①伸ばしたい胸と同側の腕を柱や壁に着ける。
②そこから前方へ体重をかけていき、ストレッチをしていく。
③肘と肩の位置を変えることで、伸ばす位置を変えられる。
※写真の左から順に、大胸筋下部・中部・上部となる。
④各ポジションで30秒を1セットとし、左右各2セット行う。
3つ目は、頭を天井に向かって引き伸ばす意識を持つことです。この引き伸ばす意識を持つことで、背中の丸まりを改善しやすくなります。
その際に、肩を下げ、首を少し長くしようとすると、この感覚を掴みやすいです。また、自然と胸を引き上げた姿勢へと改善できます。胸を張る場合、肩をどうしても後ろへ引いてしまい、無駄な力が入ってしまうのですが、それがこの意識を持つことで、出にくくなります。
まとめ
いかがでしたか?猫背を改善し、肩こりを解消するために胸を張ることが、逆効果になってしまうことがあります。
猫背の姿勢を改善するには、胸を張るのではなく、胸のストレッチや頭を天井に向かって引き伸ばす意識を持っていくことが大事になりますので、ぜひ今回のポイントを普段の生活でも意識をしてみてください。
執筆者
- 北村 智哉 スタイル・肩こり腰痛改善専門パーソナルトレーナー
【プロフィール】
幼少時代からスポーツに接し、サッカー・フットサル・水泳・野球をプレー。中学・高校では本格的に野球をプレーし、高校卒業後、専門学校に進学。解剖学・生理学・トレーニング理論などを学ぶ。パーソナルトレーナーとして…