7月、本格的な夏がいよいよ始まりますね。
梅雨時期からのジメジメお天気で体調を崩してしまった…という人も少なくないこの時期。食欲不振ややる気の低下など、心身ともに不調を早く治すことが大切です。
そこで今回は、リフレッシュ効果や食欲アップをサポートするおすすめハーブについてご紹介します。
すこやかに夏をはじめるために
健やかに、軽やかに、夏のスタートを切るために大切なことをまずは押さえておきましょう。
【1】早めの疲労ケア
梅雨時期から続く「なんとなくだるい」「食欲が湧かない」といった不調、ありませんか？
変わりやすい天気や気圧の変化などで調子が乱れてしまった方も少なくないのでは？そんなときはなにより「ゆっくり体を休めること」が大切です。
この時期は、ぐんぐん気温も上がります。体温調整など体の機能調整のためにも、疲れを感じているときは無理せず思い切って休むことが大切です。
【2】自律神経を整える
疲労は自律神経の乱れにもつながります。まずはたっぷり眠れるときに眠ることも大切。
睡眠不足なのに、なかなか寝付けない→自律神経の乱れ→肌荒れ、やる気の低下・・・と「負のスパイラル」に陥ってしまう前に、しっかり眠って自律神経をととのえましょう。
寝る前はスマホやTV画面は遮断、お風呂タイムはしっかり湯船につかる、など生活習慣の改善も欠かせません。
夜間ぐっすり眠るためには、日中しっかり活動することも大切です。ウォーキングなど適度な運動も是非取り入れてみましょう！
【3】食欲アップに！
日々のバランスの良い食事も、お疲れケアに欠かせません。ただ、疲労から食欲不振に陥ってしまうケースも多々ありますよね。そんな時は、お好みのハーブやスパイスなどの力を借りて、適度に食欲を刺激してみることもおすすめです。
食欲が湧かない日は、フルーツ・野菜・スープなど軽めの食事だけでもOK。食べられるものを少しずつ、できれば数種類摂るようにまずは工夫してみましょう。
サラダにハーブを取り入れてみる、ドリンクにハーブを加えてみる・・・など、ハーブの香りで食欲が少し湧いたり、香りで気分が癒されることもあります。
夏におすすめの和洋ハーブ4選
それでは、食欲アップやリフレッシュに効果が期待できる、夏のおすすめハーブをご紹介します。日々の食事に少量でよいので、取り入れてみませんか？
夏におすすめ【1】バジル
爽やかな香りとほどよい苦みがクセになるバジル。トマトとの相性が良く、ピザ・マルゲリータのトッピングにも欠かせないハーブです。
トマトベースのスープやパスタに加えたり、レタスなどのサラダにバジルも加えてみたり、タイ料理のガパオの具材として炒めてもおいしいんです。
栄養面ではビタミンKやカルシウムなど、骨の健康をサポ―トする栄養素を豊富に含んでいます。
ベランダでも育てやすいハーブなので、育てて食べる楽しみも味わえますよ！
夏におすすめ【2】ミント
強い清涼感が特徴のミント。スペアミントやアップルミントなど、その種類も様々ですがどれも爽やかな香りが印象的なハーブです。お好みの香りを探すのも楽しいもの。
栄養面では、葉酸やビタミンC等を豊富に含んでいます。
ミネラルウォーターや炭酸水、その他お好みのドリンクに洗ったミントを加えて混ぜるだけで、夏らしいさわやかな一杯に。レモンやライムを合わせれば、爽やかさが倍増。夏の紫外線ケアに欠かせないビタミンCも補給できますよ！
ミントは生命力が強いハーブ。ベランダやお庭で育てればあっという間に広がり、沢山収穫することができますよ。
夏におすすめ【3】青じそ
和ハーブの代表的存在の青じそ。大葉（おおば）とも呼ばれますね。
夏は刻んで冷麺にトッピングしたり、冷ややっこのお供にすることが多いですね。大量に手に入ったときは、先述のバジルと合わせてジェノバソースにしてもおいしいんです。
清涼感あふれる香りで気分もスッキリ、美肌ケアに嬉しいβ-カロテンも豊富な青じそ。
こちらも鉢植えで育てれば、夏の間は沢山収穫できるので、お好きな方はお花屋さんで見かけたら是非購入して育ててみては？
【まとめ】
すこやかに夏を楽しむ！おすすめのハーブいかがでしたか？他にも好みは分かれますが、エスニック料理に欠かせないパクチーや、家庭の定番スパイスであるカレー粉（ミックススパイス）等を料理に取り入れることもおすすめです。
低下した食欲を刺激し、おいしくお腹も満たされ、香りで気分もリフレッシュできる旬の夏ハーブたち。育てたり、飾る楽しみも。是非気軽に、普段の食事に取り入れてみて下さいね！
※参考文献※
・「旬の野菜の栄養辞典」（エクスナレッジ）
・「からだにおいしい野菜の便利帳」（高橋書店）
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」（高橋書店）
・「栄養素の通になる」（女子栄養大学出版部）
・「美肌美人栄養学」（エクスナレッジ）
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著（SBクリエイティブ）
・「不調をなおしてキレイになる 女性ホルモン基本辞典」（成美堂出版）
・「スパイス＆ハーブの使いこなし辞典」（主婦の友社）
執筆者
- 國塩 亜矢子 フードコーディネーター
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版！節約・冷凍レシピ（宝島社）
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