ここ数年柔軟剤、シャンプー、リンスなど様々なところで香料という文字を目にします。香料には合成香料と天然の植物から抽出された天然香料があります。合成の香料には持続性もあり、香りも強く、それに慣れてしまう方も多いのではないでしょうか。
香りはそんなに持続するものではありません。長く続く香りはほとんど合成のものと思っていいでしょう。そこで今回は天然香料のメリットをご紹介します。
私達が普段香りを感じ取る嗅覚は年齢、男女差、精神状態などにより異なる感覚です。体調により大きく変化し、香りをまったく感じないこともあれば、強く感じすぎて不快に感じることもあります。
また合成香料などに慣れてしまい、毎日柔軟剤などの合成香料にさらされていると、もっと強い香りを望むようになる方もいらっしゃいます。これを嗅覚の疲労といいます。香水など、自分ではそれほど強く発してないと思っているものでも、近くにいる方にはかなり強いと感じることも多いですよね。
合成香料のメリットはなんといっても安価だということ。そして同じ香りを作り続けることができますね。しかし、ある日突然アレルギーになることもあります。
一度アレルギーになってしまうと、香料入りのものが何年も使えなくなってしまう可能性もありますので要注意です。
天然の植物から出来た天然香料だからといって絶対に安全というわけではありません。食べ物と同じで、ある人には有効でもある人には毒となる食べ物もありますね。それと同じです。
周りにある花々の香りや緑の香りはとても癒されますね。天然の香りは自律神経やホルモンバランスなど体の恒常性の維持にはとてもおすすめです。
天然香料を使用したものはどうしても高価になってしまいます。合成のバラの香料であれば安価で、しかも香りが強いものができますが、天然のバラのエキスをシャンプーやリンス、柔軟剤に入れるとなるとそれだけで数万円になってしまうのです。
バラの精油１滴でバラ３０～５０本分が必要と言われると納得すると思います。また、香りに関しても気候変動があります。日照時間によって香り成分に影響がでます。
天然香料は、女性ホルモンの活性化や自律神経の調整など、期待できるメリットがたくさんあります。普段使っている柔軟剤、シャンプー、リンス、香水など、ぜひ裏の表示の成分をチェックしてみてくださいね。
【プロフィール】
ＩＦＡ国際アロマセラピスト認定校校長として、アロマセラピストの養成とともに、自身もアロマセラピストとして活動中。数年間かけて手がけた本当にお肌によいと感じるオリジナルの化粧品は卒業生たちに高い支持を得ていま…
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