アスパラが旬を迎える!
4月頃から出回り、6月頃までおいしい旬の味わいを楽しめる「アスパラ」。独特の風味で、シンプルに茹でるだけで、もちろんアレンジしてもおいしいんです。
近年、ホワイト・パープル・ミニサイズなど、様々な品種が入手しやすくなっているので、食べ方を工夫して、食べ比べてみるのも楽しいですね。栄養面では、最も入手しやすい定番のグリーンアスパラがおすすめ!
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本格的な春の気候。分厚いコートを片付け、ファッションも軽やかになりますね!
ただ、春の朝晩は、急に冷え込む日も少なくないので、気温の変化で体調を崩しがちに。また、新生活の始まりなど、新しい環境の中で無意識にストレスを受けることも多いものです。
こんな季節の変わり目には、疲労回復効果の高い旬のアスパラガス(以下、アスパラ)がおすすめです。
4月頃から出回り、6月頃までおいしい旬の味わいを楽しめる「アスパラ」。独特の風味で、シンプルに茹でるだけで、もちろんアレンジしてもおいしいんです。
近年、ホワイト・パープル・ミニサイズなど、様々な品種が入手しやすくなっているので、食べ方を工夫して、食べ比べてみるのも楽しいですね。栄養面では、最も入手しやすい定番のグリーンアスパラがおすすめ!
そんなアスパラ、おいしいだけではなく美容・健康面でも嬉しい栄養がぎゅっとつまっているんです。
【1】疲労回復をサポート
アスパラには「アスパラギン酸」と呼ばれるアミノ酸が豊富に含まれています。これは疲労物質である乳酸の代謝をサポートし、疲労回復を促す働きが期待されています。
カリウムやマグネシウムなど、疲労時に体に必要な栄養素の吸収をサポートする働きもあるアスパラギン酸は、春の疲労回復にピッタリの食材です!
【2】抗酸化力アップ!
アスパラには、ビタミン類も幅広く含まれています。特に、抗酸化作用の高いビタミンCやβ-カロテン(体内でビタミンAに変換される)が豊富。
これらの高抗酸化ビタミンは、細胞老化のもとになる「活性酸素」の働きを抑え、細胞老化を防ぐ働きが期待されています。
紫外線ダメージだけではなく、実はストレスや睡眠不足などでも、細胞老化は進みます。何かと刺激やストレスが多い春は、抗酸化力の高い食材を意識して摂ることが大切です。
【3】乱れがちな腸活をサポート
気温の変化やストレスなど、無意識レベルで受ける刺激により、私たちのお肌や体のリズムは意外と簡単に乱れてしまうもの。腸のリズムも同様です。
アスパラには食物繊維も非常に多く含まれています。乱れがちな腸内環境を整えることは、便秘予防だけではなく、美肌作りや倦怠感の解消などにもつながります。
アスパラにはカリウムも含まれています。疲労回復をサポートするカリウム×アスパラギン酸の組み合わせを活かす食べ方をご紹介します。
約3㎝幅に切ったアスパラに、たんぱく源やカルシウムが補給できる卵とチーズを加えてさっと炒めたチーズスクランブルエッグ。お好みでブラックペッパーをひとふり。チーズのコク、アスパラの風味、まろやかな卵のマリアージュがたまらないおいしさに!
忙しい朝の一品にも、お弁当のおかずにもおすすめの食べ方ですよ。
アスパラには疲労回復や腸活に嬉しい栄養が豊富なことが分かりました。他にも、貧血予防をサポートする葉酸や、代謝をサポートするビタミンB群なども豊富です。
茹でても、炒めても、煮込んでもおいしい栄養満点のアスパラ。是非日々の食生活に、様々な食べ方で気軽に取り入れてみて下さいね!
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
…
※参考文献※
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部)
・「からだにおいしいフルーツの便利帳」(高橋書店)
・「美肌美人栄養学」(エクスナレッジ)
・「きれいな人の老けない食べ方」森拓郎・著(SBクリエイティブ)
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