クレンジングオイルに必須の「乳化」とは?
乳化とは、一言でいえば、本来反発し合うはずの水と油が混ざり合う現象のこと。
その代表的な存在がマヨネーズです!マヨネーズには、酢と油という本来であれば混ざり合わない2種類の物質が含まれています。しかし、ここに乳化剤となる卵を加えることで酢と油がきれいに混ざり合うのです。この現象を乳化と呼びます。
実はクレンジングでも、この乳化が大切になってくるのです。
様々な種類があるクレンジング剤の中でも、特に人気のクレンジングオイル!洗浄力が高く、さっぱりした洗い心地が特徴のクレンジングオイルですが、なかには「クレンジングオイルを使ってもきれいにメイクが落ちない!」とお悩みの人もいるのではないでしょうか?
その原因は、もしかすると「乳化」にあるのかもしれません。今回は、クレンジングオイルに欠かせない乳化の方法と併せて、クレンジングオイルの正しい使い方をご紹介します。
乳化とは、一言でいえば、本来反発し合うはずの水と油が混ざり合う現象のこと。
その代表的な存在がマヨネーズです!マヨネーズには、酢と油という本来であれば混ざり合わない2種類の物質が含まれています。しかし、ここに乳化剤となる卵を加えることで酢と油がきれいに混ざり合うのです。この現象を乳化と呼びます。
実はクレンジングでも、この乳化が大切になってくるのです。
クレンジングオイルを使用する時は、軽く肌全体に馴染ませた後、すぐに洗い流してしまう人も多いかと思います。しかし、乳化していない状態では、クレンジングオイル(油)が水を弾いてしまうため、メイク汚れをしっかり落とすことができません。
また、乳化ができていないと、肌に乗せたクレンジングオイル自体も落ちにくくなるため、無理なゴシゴシ洗いによる摩擦ダメージを与える可能性もあるのです。しっかりメイク汚れを落とすためには、クレンジング時に水と油が混ざりやすい環境(乳化)を作ってあげることが大切!
クレンジングをする時は、肌にクレンジングオイルをなじませたあと、追加で少量の水分を含ませるようにしましょう。クレンジング剤と水分を丁寧に混ぜ合わせていくと、白く濁った状態になります。これが乳化の合図です!
乳化させることにより、クレンジングオイルもメイク汚れもオフしやすくなり、不要な摩擦を与えることなく洗い流せますよ。
乳化の仕組みを理解したところで、次は正しいクレンジングオイルの使い方を覚えていきましょう!
①手を洗い清潔な状態にする
手のひらには見えない汚れや雑菌が付着しています。その状態でクレンジングをしても、汚れによりクレンジング本来の力が発揮できないのです。クレンジング前は、まず石けんで手を洗い、清潔な状態にしてくださいね。
②クレンジングオイルを手のひらで温める
手を清潔にした後は、手のひらの上にクレンジングオイルを出します。クレンジングオイルは多くても少なくてもうまく落とせない原因になるため、メーカーの推奨量をしっかり守るようにしましょう。
その後、肌になじみやすくさせるためにも手のひらの上でクレンジングオイルを温めてくださいね。
③Tゾーンからなじませる
クレンジングオイルは、顔の中でも特に皮脂分泌の多いTゾーンからなじませていきます。指の腹を使って軽い力で、くるくる円を描くようになじませるのがポイントですよ。特に毛穴汚れの多い小鼻周りは丁寧になじませていくようにしましょう。
④頬から口元、目元の順でなじませる
クレンジングオイルをTゾーンになじませたら、そのまま頬から口元へと向かい、同様になじませていきます。この時も円を描くように軽い力で顔全体に広げていきましょう。最後に一番皮膚の薄い目元をやさしい力で包みこむようになじませます。
⑤乳化させる
ここで乳化の出番です!少量(2〜3滴程度)のぬるま湯を手のひらにのせたら、少しずつ肌の上に乗せたクレンジングオイルとなじませていきましょう。ぬるま湯の量が多くても少なくても乳化しにくくなるので気を付けてくださいね!
肌表面で水となじませたクレンジングオイルが白く濁ってきたらうまく乳化できたサインです。
⑥ぬるま湯で洗い流す
しっかり乳化できたら、最後はクレンジングオイルをぬるま湯で洗い流します。熱すぎるお湯は、肌に必要な油分やうるおいまでを奪ってしまうので、少し冷たいと感じる32~34度程度のぬるま湯で洗ってくださいね。最後に清潔な布やタオルで顔を拭いたらクレンジング完了です!
洗浄力が高く、さっぱりした洗い心地が特徴のクレンジングオイルには、使用するうえで得られるメリットもあります。
①素早く汚れを落とせる
クレンジングオイルは、クレンジング剤の中でも特に洗浄力が高いアイテムであるため、肌に負担がかかると思われがちです。
しかし、洗浄力が高いということは、素早くメイク汚れをオフできるということ!時間をかけずにクレンジングができるので、摩擦も最低限に抑えられ、長時間クレンジング剤を肌に乗せることの負担も軽減できるのです。
ダブル洗顔不要のクレンジングオイルであれば、さらに洗浄時間による肌負担を減らすことができますよ。
②毛穴汚れも落としやすい
毛穴に残ったメイク汚れは、黒ずみやニキビの原因になります。クレンジングオイルは洗浄力が高いので、他のクレンジング剤と比較し、毛穴汚れが落としやすいと言われています。
もちろん、完全に毛穴汚れを落とせるわけではありませんが、クレンジングオイルの油分は角栓ともなじみやすいので、毛穴の黒ずみやニキビ対策にはぴったりのクレンジング剤でもあるのです。
日常の中で何気なく使用していたクレンジングオイルも、正しい使い方をすることで、今まで以上の効果を発揮するアイテムになります。クレンジングオイルを使用する時は、忘れずに乳化の手順を取り入れ、メイク汚れをしっかり落としてみましょう!
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア…
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