ドラッグストアやインターネット通販で簡単に手に入るプチプラコスメ。その魅力は何と言ってもお財布にやさしいお値段設定ですよね!
とはいえ、あまりに安すぎると「本当に効果があるの?」と疑いたくなってしまう場合も…。なかには「値段が安いから高級品よりも効果が薄いはず」と感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、決してプチプラコスメ=効果が薄いというわけではないのです!今回はプチプラコスメの特徴と併せて、選ぶ時のポイントやおすすめのプチプラコスメブランドをご紹介します。
プチプラコスメは安い=効果が薄いわけではない!
プチプラコスメとは、その名の通りプチプライス(安価)で手に入る化粧品のことです。基本的に1,000〜2,000円以下の価格帯で販売されている化粧品がプチプラコスメと呼ばれます。
そんなプチプラコスメですが、誰もが一度は「プチプラコスメは安いから効果が薄い」「30代以降はプチプラコスメだけでは効果に期待ができない」なんて話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
でも、安心してください。様々な意見はあるものの、プチプラコスメは「安い=効果が薄い」わけではないのです。確かにデパコスなどの高級化粧品と比較すると、価格を抑えるために若干劣る部分が出てくる場合もあります。
しかし、今現在は化粧品市場全体の品質が高くなっています。プチプラコスメでありながらも、十分保湿力に期待できるスキンケアアイテムや、発色のきれいなメイクアイテムも数多く登場しているのです。
プチプラコスメだから効果が薄いなんてことはなく、自分好みの商品さえ見つかれば、十分にスキンケアやメイクを楽しむことができますよ。
プチプラコスメを選ぶ時のポイント3つ
プチプラコスメはとにかく種類が豊富!自分の肌質や肌悩みに合う商品を選ぶのに時間がかかってしまう時もあるかもしれません。そこで、プチプラコスメを選ぶ時の3つのポイントについてご紹介しますね。
①大手メーカーの商品を選ぶ
プチプラコスメ選びで悩んだ時は、誰もが知る有名な大手メーカーのブランドを選ぶのがおすすめです。
大手メーカーの場合、多くがデパコスのような高級化粧品から、気軽に買えるプチプラコスメまで種類豊富なラインナップを用意しています。そのため、配合量に差はあるものの、デパコスと同じ成分がプチプラコスメに配合されている場合も珍しくないのです。
大手メーカーが開発した商品であるという安心感にくわえ、価格帯を抑えながらデパコスと同じ成分を試すことができるので、まずはデパコスもプチプラコスメも取り揃えているメーカーの商品を手に取ってみるのもポイントの1つです。
②プチプラで使いたいアイテムを決める
ベーシックケアや必要最低限のメイクであれば、プチプラコスメでも十分カバーできます。ただし、肌悩みにアプローチをかけたかったり、メイク持ちに期待したかったりする場合は、プチプラ以上の価格帯のアイテムが優れている場合もあるのです。
そのため、日々のスキンケアやメイクではプチプラとデパコスをうまく使い分けてみるのもおすすめ!スキンケアであれば、化粧水などのベーシックケアアイテムはプチプラコスメを選び、+αのケアを行いたい時の美容液やアイクリームは少し高めの価格帯のアイテムを選んでみても良いでしょう。
また、メイクの場合は、ベースとなるファンデーションやフェイスパウダーは持ちを重視できるデパコスで揃え、頻繁に流行が変わるアイシャドウやリップなどのカラーアイテムはプチプラで揃えてみるのも良いかもしれませんね。
③配合成分を確認する
スキンケアアイテムの場合は、配合成分を確認することもプチプラコスメを選ぶ時のポイントです。迷った時は、自分の肌質や肌悩みに合う成分が配合された商品を探してみましょう。
【乾燥肌】
ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、スクワランなど
【脂性肌】
ビタミンC誘導体など
【敏感肌】
アミノ酸、ヒト型セラミド、スクワランなど
【美白*】
ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、プラセンタなど
*メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ
【エイジングケア*】
ナイアシンアミド、レチノールなど
*年齢に応じたお手入れ
人気のプチプラコスメブランド5選
国内外をはじめ、数多くのブランドが登場しているプチプラコスメ!なかでも、特に人気のおすすめプチプラコスメブランドを5つご紹介します。
<KATE(ケイト)>
1990年代の発売当初から、数多くのロングセラー商品を生み出してきた「KATE(ケイト)」。プチプラでトレンドメイクを実現できるアイテムが豊富なことでも人気のブランドです。2021年に登場した「リップモンスター」は、デパコスにも引けを取らないクオリティの高さで空前のブームを巻き起こしました。
そんな「KATE」の特徴と言えば、陰影を演出することにより生み出される立体感。アイシャドウやアイブロウなど、立体感が欲しい箇所に使用するプチプラコスメとしておすすめです。
<CANMAKE(キャンメイク)>
ほとんどの商品が500〜1,000円の価格帯で手に入る「CANMAKE(キャンメイク)」。価格帯が安いにも関わらず、上品な発色を楽しめると大人世代にも人気のプチプラブランドです。
なかでもアイシャドウはロングセラーとなる商品が多く、人気の「シルキースフレアイズ」シリーズは発売と同時に売り切れになることも!手頃価格で流行りのカラーを楽しみたい時におすすめのプチプラブランドです。
<MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)>
プチプラとは思えないおしゃれで目を惹くパッケージが特徴の「MAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)」。500〜1,500円前後の商品が多く、特にアイメイクのラインナップが豊富なブランドでもあります。
ロングセラーを誇る「ラッシュエキスパンダー」シリーズは、ブランドの中でも特に人気のアイテム。「ラッシュエキスパンダー ロングロングロングEX」は田中みな実さんが愛用していることでも注目されました。
また、同じくロングセラーを誇る「シャドーカスタマイズ」シリーズは、バリエーション豊富な単色アイシャドウ。ワンコインで購入できるので、普段とは違うカラーに挑戦したい時にもおすすめのアイテムです。
<肌ラボ>
パーフェクトシンプルをコンセプトに、肌にとって最小限の要素だけを詰め込んだスキンケアブランド「肌ラボ」。そんな「肌ラボ」の特徴の1つであるのがラインナップの豊富さ!
人気の「極潤」シリーズには、保湿メインの商品からエイジングケアや美白、ニキビ対策向けなど、肌質や肌悩みから選べるラインナップが用意されています。
化粧水は1,000円以下で購入できるものばかりなので、プチプラでありながらも成分重視でスキンケアを行いたい人におすすめのブランドです。
<なめらか本舗>
豆乳イソフラボンでもおなじみのスキンケアブランド「なめらか本舗」。保湿、美白、エイジングケア、ハリつやの4つのラインナップから選べる商品には、すべて保湿成分である「豆乳発酵液」を配合。1,000円前後で購入できる価格帯も魅力の1つです。
なかでも、2019年に発売された「リンクルアイクリーム N」は、1,000円台で購入できるにも関わらず、豆乳発酵液にくわえ、ピュアレチノールとビタミンE誘導体など大人にもうれしい成分を配合!プチプラでもハリツヤある肌を目指したい人にはおすすめのアイテムです。
ワクワクできるプチプラコスメを見つけよう!
年齢を重ねるとともに、プチプラコスメに抵抗を感じる人も多いかと思います。でも、プチプラだから悪い、デパコスだから良いというわけではありません。大切なのは、手に取ることで自分がワクワクできるコスメであるかどうかです。
今現在は、デパコスにも引けを取らないプチプラコスメもたくさん登場しているので、ぜひ自分好みのアイテムを見つけてスキンケアやメイクをもっと楽しんでみてくださいね!
執筆者
- LISA 美容ライター
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア…