ペパーミントには冷却効果があるのを知っていますか?冬にミント系入浴剤を入れると出たときにヒヤッと寒く感じてしまうのはそのためなんです。
今年の夏は残暑が続く予想!ペパーミントをうまく活用してみんなで乗り切りましょう。
ペパーミントの効果
ペパーミントに含まれているメントールという成分には高い冷却効果が期待できます。身体にこもってしまった熱を放出しやすくなり、汗がすぐに引いてくれます。このメントールをうまく使って暑い夏の不快なべたべた感とおさらばしましょう。
※ペパーミントにはいくつか注意事項があります。
①3歳未満のお子様には使えません
②高血圧症の方には注意が必要です。
③お肌に刺激がありますので、原液では絶対に使用しないでください。
また、入浴剤に入れたい場合は、分散材という水と油を混ぜる基材を使用するようにしましょう。そのままお風呂に入れることは絶対にしないでください!
ひんやりジェルを作ってみよう
お手元にもし無香料のボディクリームまたはボディ用ジェルがあればそれにペパーミントを混ぜるだけでOKです。
混ぜやすい容器にジェルまたはクリームを50ミリ用意してください。そこにペパーミント精油を16滴から20滴(最大2パーセント)入れてよく混ぜてください。ペパーミントによる冷却効果があり清涼感があるものが完成します。滴数はお好みによって調整してみてくださいね。
お肌が弱い方は少なめにしてみてください。また、ジェルなどに混ぜる前に2ミリ程度のホホバオイルに精油をよく混ぜ、そのあとにジェルに混ぜると完全に混ざるので皮膚刺激は緩和されます。
マスクスプレーを手作りしよう
【材料】
無水エタノール10ml 精製水40ml
精油 ペパーミント15滴 ティートリー5滴(合計20滴になるようにお好みで調整)
【作り方・使い方】
無水エタノールに精油を入れてよく混ぜてから精製水を入れて、ボトルに移し替えます。暑いとき、マスクの内側にスプレーしてみてくださいね。
※お肌に直接当たらないように注意しましょう。
冷房で疲れた足のケアにフットスプレー
【材料】
無水エタノール10ml 精製水40ml
精油 ペパーミント 5滴、サイプレス 5滴 ジュニパー5滴、ラベンダー5滴
【作り方・使い方】
作り方はマスクスプレーと同じです。これは足に直接スプレーできますし、ストッキングの上からでもOKです。足がだるいなと思った時、歩きすぎた時などに大活躍です。
ペパーミントのもう一つの効果
ペパーミントには、麻酔効果が期待できるとされています。具体的には、夏場に虫に刺されてしまった時、かゆみ対策として活用できます。先ほどお伝えしたクリームやジェルの精油に抗炎症などが期待できるラベンダー、カモミールジャーマンなどを加えてみるといいでしょう。
【おすすめの配合】
ペパーミント10滴、ラベンダー7滴、カモミールジャーマン3滴
まとめ
いかがでしたか?ペパーミントの効果を知って、生活の中にうまく取り入れて体温調整のツールの一つにしてみてくださいね。
執筆者
- 北村 ユミ子 アロマセラピスト
【プロフィール】
IFA国際アロマセラピスト認定校校長として、アロマセラピストの養成とともに、自身もアロマセラピストとして活動中。数年間かけて手がけた本当にお肌によいと感じるオリジナルの化粧品は卒業生たちに高い支持を得ていま…