PMSの原因とは?不規則な生活、食べ物など5つある!
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新生活にも慣れ始める5月。ほっと一息つけるようになると、4月の疲れがどっと出て疲れてしまうことも…。5月は天候も変わりやすく、体に不調が起こりやすい時期です。
女性のお悩みPMS(月経前症候群)も、そのひとつ。
普段はPMS症状が特に気にならない方も、疲れが出やすいこの時期は気を付けたいもの。今回は、そんなPMSに負けない体を作るための暮らしのポイントをご紹介します。
PMS(月経前症候群)には、体質だけではなく、様々な要因が関係すると言われています。
①冷え、血流の滞り
②ストレスなど精神的な要因
③不規則な生活
④ホルモンバランスの乱れ
⑤栄養不足、偏食など食生活の乱れ
主に上記5つが大きく関係します。毎月ではなくとも、突発的にPMS症状がひどくなるという方は、日々の暮らしの中でこれらが影響していると考えられます。
かくいう筆者も、普段はほとんどPMS症状に悩むことがないのですが、4月の新年度スタートの時期(子どもたちのサポートや行事で忙しくなりがち)や年末年始(師走の多忙さに冷えが加わる)の時期は、主に腹痛のPMS症状が出やすいな…と実感しています。
何をしても改善されず、毎月寝込むほどひどいPMS症状が続く…という方は、迷わず婦人科を受診しましょう。
そこまで毎月ひどくはない、という方はこれらの要因を意識して、対応することで少しでも症状を軽くすることができるかもしれません。
筆者のように、PMS症状が出やすい時期を把握しておくことも、体調に振り回されない体作りのためには必要です。アプリや手帳にメモしておくと、自分の体のリズムを把握しやすいですよ。
「冷えは万病のもと」といわれるように、体(特に下腹部)が冷えることは、女性にとってプラスになることはほぼありません。
体が冷えると血流が滞り、体の隅々まで栄養や酸素が行き届かなくなってしまいます。冷え予防のためにも、美肌作りのためにも、そしてPMS予防のためにも、まずは体が冷えない工夫をしましょう。
生理前は血流が滞りやすい
生理前~生理中にかけては、プロスタグランジンというホルモンの働きにより、子宮がギュッと収縮します。このホルモンにより、血管も収縮され安いので、ただでさえ血流が滞りがちなんです。
これに冷えが加わってしまうと、ますます血流が悪くなり、倦怠感や腹痛・頭痛などを引き起こします。
不規則な生活リズムが続くと、自律神経やホルモンバランスの乱れに繋がります。また、睡眠不足は疲労感にもつながってしまい、悪循環ですよね。
これらもすべて、PMS症状を重くする原因につながります。
生理前1週間頃からは、可能な限り規則正しい生活リズムを意識しましょう。睡眠をたっぷりとることで、自律神経やホルモンバランスも自然と整い、心身ともに快適に過ごせます。
余談ですが、自律神経やホルモンバランスの乱れは、PMSだけではなく、肌荒れや太りやすい体質にもつながりますので要注意!
栄養不足や偏食など食生活の乱れも、PMS症状の悪化につながります。生理中は大量の血液が排出されるため、栄養が不足しがち。特に血液のもとになる鉄分は、意識して取り入れましょう。
レバーや赤身肉、カツオやマグロなどの赤身がおすすめです。
他にも、にんにくやショウガ、玉ねぎなどの薬味系野菜には、血流を促進し、体を温めてくれる働きが期待されています。これらも是非取り入れたいですね。
食事は処方薬とは違い、完全に・スピーディーに症状を改善できるものではありません。ただ、普段から意識し続けることで、日々の習慣が結果的にPMSの予防や症状緩和につながります。
心身ともに健やかに、快適に過ごすためにも是非参考になさって下さい。
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
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