髪や頭を触った時に「毛先が痛んでギシギシする」「パサつきや広がりが気になる」「頭皮が乾燥してかゆい」と感じることはありませんか?
紫外線によって肌の日焼けや光老化を加速することは知っていると思いますが、髪や頭皮も紫外線ダメージを受けています。
今回は、簡単にできるヘアケアポイントについてご紹介します。
紫外線を受けると髪、頭皮はどうなる?
顔や体の肌と同じように髪や頭皮も紫外線を浴びています。
紫外線を浴びると
・髪の毛の乾燥、毛先のパサつき、枝毛、色褪せ
・頭皮の日焼け、乾燥、乾燥によるかゆみ
を感じやすくなります。
日焼けをすると肌を冷やしたり、シートマスクなどで応急ケアをしたことがあると思いますが、髪や頭皮もいつもよりも念入りにケアをするのがおすすめです。
ケア不足だと髪のパサつきや色褪せが加速し絡まりやすくなる、切れ毛、ギシギシするといった指通りの悪さ、頭皮の乾燥によるかゆみからフケっぽさを感じる、毛根への紫外線ダメージによって毛に栄養が行き渡りにくくなり毛が細くハリやコシがない、白髪が増えたと感じます。
指通りの良い質感、健康的な髪質を維持するためにも日々のヘアケアが大切です。
簡単ヘアケアポイント
(1)シャンプー前のブラッシング
髪を洗う際にシャワーで頭や髪を濡らしてからシャンプーをつけて洗っている人も多いと思います。
頭や髪を濡らす前にブラッシングで髪の絡まりをほどく、大まかな汚れを落としておくとシャンプーのなじみがよくなり頭皮や髪の隙間の汚れが浮きやすくなります。
(2)シャンプーで汚れを落とす
シャワーで頭と髪をしっかり濡らし、シャンプーを適量手に取り洗います。
この時に爪を立てて頭皮を洗わない、髪同士をこするような洗い方をしないこと。
爪を立てると頭皮が傷つき、乾燥や炎症の原因となり、髪同士をこすると摩擦によってキューティクルが傷つき余計に乾燥やパサつきの原因となります。
泡で包みこむように優しく洗いましょう。
(3)ヘアマスクでうるおい、ダメージ補修
一般的にシャンプーとコンディショナーがセットやシリーズになっているものが多いため使っている人も多いと思います。
【デイリーケアアイテム】
「シャンプー」は頭皮や髪の汚れを落とすもので、例えるとクレンジングや洗顔の役割です。
「コンディショナー(リンス、アイテムによってトリートメント)」はうるおいを補いダメージを補修するもので、例えると化粧水や乳液の役割です。
【スペシャルケアアイテム】
「ヘアマスク(ヘアパック、トリートメント)はうるおいを補いダメージを補修するもので、例えると美容液の役割です。コンディショナーよりも美容成分が豊富なものが多いです。
紫外線を浴びたあと、パサつきや指通りの悪さを感じる時は美容成分がたっぷり入ったヘアマスク(ヘアパック、トリートメント)を取り入れることで髪の内部や表面に不足した栄養を補い、髪の修復を手助けすることができ、指通りの良いサラッとした髪へ整いやすくなります。
(4)寝ているあいだ、日中の乾燥対策に
「ヘアミスト」「ヘアオイル」などもありますよね。
髪にうるおいが欲しいなら水分ベースの「ヘアミスト」、髪をしっとりまとめたいなら油分ベースの「ヘアオイル」がおすすめです。
これらのアイテムはデイリーケア後、髪を乾かす前や後に毛先になじませて寝ているあいだのダメージ修復やケアとして使えるほか、朝のヘアスタイリング時に活用することで日中の乾燥対策や髪のコンディション維持として活用できます。
まとめ 髪や頭皮が紫外線ダメージを受けた時のヘアケア
紫外線による髪や頭皮のダメージを少なくしたい場合は
①顔や体と同じように外出時に日焼け止めスプレーやミストで紫外線対策をする
②紫外線を浴びたあとはスペシャルケアで早急にダメージケアをする
③デイリーケアで乾燥から守る、頭皮や髪の環境を整えておくことが大切です。
執筆者
- 寒川あゆみ エステサロンオーナー・美容家・美容ライター
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思…