気になる巻き肩とは
まず、後ろから見た姿勢をチェックしてみましょう。
写真を見ると左右の違いがよく分かると思います。
②に比べると①は肘が見えにくく、手のひらが見えています。
これは完全に巻き肩ですね。
- 画像出典:
- Photo by 金子由美
こんにちは!フィットネストレーナーの金子由美です。良い姿勢になりたいと思って背すじを伸ばしても、巻き肩になっていると気になりますよね。
実は巻き肩というのは見た目だけでなく、身体に負担をかけたりトレーニング効果を下げてしまうこともあるのです。
そのようにならないためにも、今回紹介する「巻き肩を解消するストレッチエクササイズ」で身体に負担をかけない良い姿勢を目指していきましょう。
まず、後ろから見た姿勢をチェックしてみましょう。
写真を見ると左右の違いがよく分かると思います。
②に比べると①は肘が見えにくく、手のひらが見えています。
これは完全に巻き肩ですね。
このように巻き肩になると、後ろから見て背中が広がって太って見えてしまいます。
自分で見えないからこそ気にしたいところですが、後ろ姿で印象がだいぶ変わってしまうのが分かると思います。
巻き肩だと背中が広がって太って見え、猫背姿勢にもなります。さらに、首がキュッと詰まり首から肩にも負担がかかってしまうでしょう。
巻き肩は腕が内側に捻られることによって胸の筋肉が縮み、肋骨の動きが制限されてしまい呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると体内に取り込める酸素量が低下して血流も悪くなるでしょう。
酸素量が低下すると集中力が落ちたり、疲労感が抜けにくくなり自律神経の働きにも影響してきます。
倦怠感、頭痛、睡眠の質の低下などを起こすこともありますので、気になる方は早めに対処することをおすすめします。
今回紹介する巻き肩解消ストレッチエクササイズは座ったままでも簡単に出来ます。用意するものもないので、いつでもすぐに始められるエクササイズです。
➀腕の外側ひねり
1,背すじを伸ばして座る
2,息を吐きながら腕を内側へ回し、吸いながら外側へひねる
3,腕のつけ根から腕を回してひねるようにし、肩甲骨の動きも意識して行う
②腕のプルバック
1,腕を外側にひねったまま後ろへ引く
2,肩がすくまないようリズミカルに引くようにする
3, 背中の筋肉を意識して動かして胸を開く
③腕を引いたまま外側ひねり
1,腕を後ろに引いた位置でキープする
2,息を吐きながら腕を内側に回し、吸いながら外側にひねる
3,常に腕を長くしたまま行う
4, 腰を反らさず背中を意識して胸を開く
いかがでしたか?今回紹介した巻き肩解消ストレッチエクササイズは、座ったまま出来るので手軽です。
もちろん日頃から姿勢を意識することも大事ですが、肩の関節をよい位置に戻していくことで巻き肩を解消しやすくなります。
何度もこのストレッチエクササイズを繰り返しながら、普段の姿勢も意識してみてください。
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポー…
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