腹筋の内側についている内臓脂肪。内臓脂肪のおかげで内臓は正しい位置にいることができますし、衝撃を和らげるクッションの役割もしてくれます。ただ、内臓脂肪が増え過ぎるのは良くありません。そこで今回は内臓脂肪を落とすための生活習慣について注目してみました。
食習慣の見直し
まず重要なのは食習慣の見直しです。内臓脂肪が溜まり過ぎる原因は運動不足もありますが、やはり大きな原因はカロリー過多。ですから、まずは適正なカロリーを摂取するようにしましょう。消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせば、自然に内臓脂肪も落ちてきますから、間食の習慣を改めたり、高脂肪の食事をヘルシーな和食中心に切り替えたりしてみましょう。調理法を“揚げる”“炒める”から、“煮る”“蒸す”“焼く”に変えるだけでも大幅なカロリーダウンができますし、主食を半分にしてその分野菜を増やすなども効果的です。
有酸素運動
有酸素運動を習慣化することも大切です。1日の運動量を増やせば、当然消費カロリーも増えてきます。内臓脂肪減少には有酸素運動が不可欠ですから、普段から積極的に有酸素運動を行いましょう。忙しくて運動の時間が取れない人は、1駅分歩く、5階までなら階段を使うなど、こまめに動くようにすると良いのではないでしょうか。
筋肉量を増やす
体を作っている筋肉の量が増えれば、それだけで代謝がアップして1日の消費カロリーも増えます。筋肉量を増やすには効果的なトレーニングとタンパク質の摂取が必要ですから、つま先立ちで掃除や料理をする、床に落ちたものを拾うときはしっかりとお尻を落としてスクワットのように筋肉を使うなど、生活の中で工夫するのが良いでしょう。ついてしまった内臓脂肪を簡単に解消することはできませんが、ちょっとしたことの積み重ねで知らず知らずのうちに内臓脂肪が落ちてきますよ。