冬になるとストッキングやタイツにかかとが引っかかったり、かかとのひび割れが気になったりと、小さなストレスに悩まされる人も多いのではないでしょうか。
1年を通して乾燥しやすいかかとですが、特に冬は普段以上にガサガサトラブルが起こりやすい時期でもあるため、早めの対処が大切です!そこで今回は、かかとのガサガサの原因と併せて、おすすめのかかとケア方法や対処法をご紹介します。
かかとがガサガサになる原因とは?
私たちの肌は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗が肌表面で混ざり合うことにより、皮脂膜ができます。この皮脂膜が肌を覆うことにより、角質層の水分蒸発を防ぐ働きをしてくれるのです。
そんな肌にとって大切な皮脂腺ですが、実は手のひらと足の裏だけには存在しません。皮脂腺の無いかかとは、皮脂膜が形成されないため、他の部位よりもうるおいを守る力が弱く、乾燥しやすいのですね。
また、かかとは体の全体重を支える部位であると同時に、心臓から離れているため血行の流れも悪くなりやすい部位です。体重の圧による摩擦や血行不良は角質が厚くなる原因にもなるため、摩擦や衝撃によるヒビ割れでかかとがガサガサになってしまうのです。
かかとの角質ケア方法
ガサガサのかかとには、余分な角質をオフするかかとケア方法がおすすめ!定期的にピーリングをして、すべすべのかかとを目指しましょう!
①足を清潔にして乾かす
足がふやけた状態でかかとのケアをすると、必要以上に角質を削りすぎる可能性もあります。そのため、入浴中の角質ケアはNG!必ず足が乾いた状態でケアを行うようにしましょう。また、かかと部分に汚れが付着した状態も、角質を傷つける原因になります。かかとの角質ケアをするときは、まず足をきれいに洗って清潔にし、しっかり乾かしてから行ってくださいね。
②かかとの角質ケア専用のやすりを用意する
足を清潔な状態にしたら、かかとの角質ケア専用のやすりで余分な角質を削っていきましょう。通常のかかと専用のやすりは、裏表が粗い面と細かい面で分かれています。(電動タイプのやすりであれば、粗いローラーと細かいローラーの2種類があり、取り換えができるようになっています。)
使用方法としては、まず粗い面でかかと全体の余分な角質をオフしていきます。その後、細かい面でキメを整えるようにケアしてくださいね。
③かかとケアする時は一定の方向に削る
かかとの角質をケアする時は、前後にゴシゴシと削ってしまいがちになるかもしれません。しかし、かかと部分を何度も往復するように削ると、均一に角質ケアができないため、ガサガサがさらにひどくなる可能性もあるのです。
かかとケアでは、必ず一定の方向に向かってやすりを動かすようにしましょう。やさしい力加減で、摩擦を与えすぎないように削るのも上手な角質ケアのポイントですよ。
④最後はクリームで保湿ケア
かかとの角質を削ったあとは、顔と同じで保湿が重要になってきます。かかと専用の保湿クリームをなじませ、しっかり保湿しましょう。専用クリームがない場合は、ボディクリームなどでも代用ができますよ。
時間に余裕のある時は、化粧水を浸透させたコットンパックをかかとに貼ってから、クリームをなじませると、より保湿効果に期待ができます。かかとのガサガサが気になる時は、この一連のケアを月に1〜2回程度の頻度で行ってみてくださいね!
おすすめのかかとケア法3選
かかとのガサガサには、定期的な角質ケアが効果的ですが、その他にも日常の中でできるおすすめのかかとケアもあるのです!
①入浴後は専用のクリームで保湿
スキンケアと同じく、かかとも日々の保湿ケアが大切になってきます。入浴後は顔や体と一緒にかかとも保湿する習慣を意識してみましょう。
かかとのガサガサだけでなく、乾燥も気になる人は、「ワセリン」や「グリセリン」などの保湿成分が配合された専用のクリームを取り入れると良いでしょう。ガサガサとひび割れに悩んでいる人には、角質を柔らかくする「尿素」配合の専用クリームがおすすめです!
また、時短をしたい人には、お手軽にケアができるスティックタイプの専用アイテムもあるので、自分のかかと悩みやライフスタイルからぴったりのアイテムを選んでみてくださいね。
②就寝直前までは靴下を履く
専用のクリームで保湿したあとのかかとは、しばらくの間、多少のベタつきを感じます。裸足で歩くとベタつきがさらに気になるのはもちろん、床との摩擦により、せっかくなじませたクリームが落ちてしまう場合もあるのです。
かかとを保湿したあとは、就寝直前まで靴下を履き、クリームをしっかり角質層になじませるようにしましょう。
③かかとケアできるソックスを活用する
かかとがガサガサしている時は、就寝中も靴下を履いたほうが保湿できると思うかもしれません。しかし、就寝中に靴下を履くと、血行の流れが悪くなるため、さらにガサガサかかとが悪化する原因に…!また、血行が悪くなることで、冷え性など他のトラブルを引き起こす可能性もあります。
就寝時は靴下を脱いでから寝具に入るようにしましょう。かかとのガサガサが寝具に引っかかり気になる時は、かかとのみをガードできる専用のアイテム(かかとケアソックス)を取り入れるのがおすすめですよ。
憧れのスベスベかかとを目指そう!
冬になると気になり始めるかかとのガサガサは、定期的な角質ケアと日々の保湿でお手入れすることができます。毎年、かかとのガサガサに悩まされる人は、自分のペースでケアを続けながら、憧れのスベスベかかとを目指してみましょう!
執筆者
- LISA 美容ライター
《プロフィール》
2011年よりライター活動開始。コスメコンシェルジュ資格取得後、美容ライターとしても活動を開始する。
スキンケアを中心に数多くの美容コラムを執筆。一人ひとりの肌質や生活スタイルを想定したうえで、適切なケア…