紫外線は年間を通して降り注いでいます。 ジワジワと肌にダメージを与え、乾燥、シミ、シワの原因になります。
年齢を重ねても綺麗な肌でいたい、未来のシミ、くすみ、シワを防ぐためにも、今回は今のうちからできる紫外線対策とアフタースキンケア法についてご紹介します。
紫外線による肌へのダメージとは?
紫外線は年間降り注いでいますが、特に5月〜7月にかけて紫外線量が多く、午前10時〜午後2時が強い時間帯です。
紫外線を浴びることで
・肌の表面が赤くなる、赤くはならないが肌が焼けるなどの日焼け
・細胞にダメージを与え、肌代謝の乱れ、乾燥、ザラつき、ゴワつき
・メラノサイトからメラニンが放出され、シミやくすみの元となる
・真皮層にあるコラーゲンを破壊しハリや弾力を失い、シワやたるみを招く
など、肌の表面、内部にダメージを与えます。 来の肌トラブルを招かないためには日々の紫外線対策と、ダメージを溜め込まず持ち越さないようにスキンケアを心がけましょう。
紫外線対策とアフタースキンケア法
室内でも紫外線対策
紫外線は、地面や壁を反射するので外出時だけでなく室内で過ごす場合も塗りましょう。日焼け止めやUV入りのメイクアイテムと合わせて、UVカット効果のある日傘や帽子、サングラスなども併用しましょう。
汚れを落とす
クレンジングで日焼け止めやメイクなどの汚れ、洗顔でクレンジングで落としきれていない汚れ、皮脂、外気汚れなどを落とします。
①クレンジングを手に取り、メイク汚れを浮かせ、ぬるま湯または水で洗い流す。
②洗顔をしっかり泡立て、泡を潰さないように優しくなじませ、ぬるま湯または水で洗い流す。
うるおいと栄養を与える
紫外線を浴びた肌はダメージを受けている状態です。
肌にとって化粧水は「水分」、美容液やシートマスクは「栄養」のような役割なので、たっぷり補ってダメージを修復し、乾燥や将来の肌悩みから肌を守りましょう。
【水分補給】
①手のひらまたはコットンに化粧水を取り、顔全体にサッと広げる。
②手のひらまたはコットンに化粧水を追加し、優しくおさえるように肌に浸透させる。
③もう一度化粧水を手またはコットンに取り②を繰り返す。
角質層は何層にもなっているので数回に分けて浸透させましょう。
【栄養補給】
①美容液を適量を手に取り、顔全体にサッと広げる。
②もう一度美容液を適量を手に取り、特に紫外線ダメージを受けた場所や乾燥しやすい部分に重ねる。
シートマスクの場合は、ほてりや赤みがある場合は事前に冷蔵庫で冷やしておくと鎮静効果があります。
①顔の中心とマスクの中心を合わせる。
②顔の中心から外側に向かって、空気を抜くようにピッタリ密着させ約10分置く。
水分を逃がさず、保湿する
水分(化粧水)と栄養(美容液)を「逃がさないように保湿する」のがクリームの役割で、「水性の化粧水と油性のクリームをなじみやすいように道筋を作る」のが乳液の役割です。
①乳液を適量手に取り、顔全体に広げ、手のひらを密着させながらなじませる。
②クリームを適量手に取り、顔全体に優しく塗り広げ、手のひらを密着させながらなじませる。
肌は寝ている間に修復するため、一日の終わりには念入りなスキンケアをおこなうこと。また、スキンケアに含まれる成分は細胞を修復させる「幹細胞培養液」「EGF」、うるおいを与え乾燥やシワ予防に「ヒアルロン酸」「コラーゲン」、シミやくすみの原因となるメラニンケアには「ビタミンC誘導体」「アルブチン」「トラネキサム酸」がおすすめですので、肌状態に合わせて取り入れてみてくださいね。
執筆者
- 寒川あゆみ エステサロンオーナー・美容家・美容ライター
《プロフィール》
大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そんな思…