【1】春に向けて増える、この時期ならではのお悩み
2月から3月かけては、美容・健康面でのお悩みが多様化する時期です。飛びはじめる花粉による花粉症や、湿度差によるゆらぎ肌、まだまだ続く乾燥によるお肌のかさつきやマスクによる肌トラブル、気温差による風邪など…悩みが尽きない時期だからこそ、生活習慣を整えることに加え、日々の食べ物による「インナーケア」がより大切になってきます。
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春の気配を感じながらも、まだまだ寒さが続くこの時期は、気温の変化などで体調を崩しやすいもの。飛びはじめる花粉による不調や冷えによる免疫低下など、お肌の調子や体のリズムが乱れやすい季節の変わり目です。体調を崩さないために、何より強い体を作りたいですよね。そこで今回は、栄養満点!旬の食材「菜の花」をピックアップ!
2月から3月かけては、美容・健康面でのお悩みが多様化する時期です。飛びはじめる花粉による花粉症や、湿度差によるゆらぎ肌、まだまだ続く乾燥によるお肌のかさつきやマスクによる肌トラブル、気温差による風邪など…悩みが尽きない時期だからこそ、生活習慣を整えることに加え、日々の食べ物による「インナーケア」がより大切になってきます。
抗酸化力とは、細胞老化のもとになる体内の活性酸素の働きを抑える力のこと。もともと人間の体にも備わっている働きですが、栄養不足や日々のストレスや疲労、そして加齢などによって減少すると言われています。不調が起こりやすい季節の変わり目は、抗酸化力を強化することで健やかなお肌や体を作ることが大切です。
①ビタミンC
旬の菜の花には、抗酸化作用の高い栄養素が豊富です。特に美肌作りに欠かせないビタミンCは、可食部100gあたり130mgと、ほうれん草の約4倍近くの含有量です。ビタミンCはコラーゲンの生成にかかわる栄養素で、強くて健やかなお肌作りをサポートしてくれます。花粉やマスクによる肌荒れ対策にも欠かせません!また、ビタミンCは免疫力アップもサポートしてくれますので、寒暖差が大きい春先の風邪予防など、強い体作りの強い味方でもあります。
②ビタミンA
菜の花には、体内でビタミンAとして働くβ-カロテンも豊富です。β-カロテンは、特に目や喉などの粘膜を強くしたり、肌細胞を乾燥から守る働きが期待されています。乾燥肌対策や花粉症対策に、積極的に取り入れたい栄養素です。STAYHOMEでPCやスマホなどの使用時間が増えつつありますが、目の健康のためにもおすすめの栄養素です。
③ビタミンE
アンチエイジングビタミンとも呼ばれるビタミンEも菜の花には含まれています。ビタミンEは、先にご紹介したビタミンAやビタミンCとの相乗効果で抗酸化力アップが期待されています。つまり、単体で抗酸化力が非常に高い食材なんです!ビタミンEは血流サポートする働きも期待されているため、春先の冷え予防や血色の良いお肌作りにもひと役かってくれるでしょう。
④その他の栄養素
菜の花には、ほかにも女性に特に不足しがちな鉄分やカルシウム、妊娠初期や妊活に必要とされ、認知症予防の働きも期待されている葉酸、むくみを防ぐカリウムなど様々な栄養素が含まれています。まさにこの時期の万能食材のひとつといえます。常備して日々の食卓に活用したいですね。
美容と健康をサポートする栄養豊富な菜の花。せっかくなら、無駄なく栄養素を体内に取り入れたいですよね。調理の際は、どの栄養素を優先して摂りたいかを考えることも重要です。
例えば、美肌作りや免疫アップに欠かせないビタミンCは加熱調理に弱い栄養素ですので、グツグツ煮込む料理では大半が損失してしまいます。ビタミンCをたっぷりとりたい場合は、熱湯でさっとゆでて、水にはさらさず湯切りするのがおすすめです。ポン酢や酢醤油などお好みの味付けでシンプルにいただきましょう。
ビタミンAやビタミンEは加熱に強く、油脂類と合わさることで吸収率が高まる栄養素です。乾燥が気になる場合は、良質なごま油やオリーブオイルなどお気に入りのオイルでさっとソテーしてみましょう。むきエビや牛肉などと一緒に調理すれば食べ応えも抜群のおかずになりますし、良質たんぱく質も補給できますよ。
春先までおいしくいただける菜の花。この時期ならではの不調をやわらげる働きを上手に取り入れる調理で、体の内側からキレイと元気を磨きたいですね!
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
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