マスク着用が日常化し、表情筋を使っていないと感じたことはありませんか？このままでは口角が下がったりほうれい線が濃くなったりして、「マスク老け」してしまうかもしれません。しかし、マスクで口元が隠れるのを良い機会と捉えるのもひとつの方法。マスクをしたままできる「ながら美容」をご紹介します。
マスク着用で起こるマスク老けとは？
長引く自粛生活とマスク着用で、顔の筋肉を動かさなくなってしまう人が少なくないでしょう。これは「マスク老け」が進んでいるともいえます。
自粛生活になる以前は、会話や笑顔を作りながら、自然に顔の筋肉を使っていました。しかし、会話が減った生活を長く続けていると、表情筋が衰えて、たるみやシワの原因になってしまうのです。
さらに、普段は人から見られているという緊張感から、無意識に口角を上げるなどして、表情筋を使っています。マスクをしていると口元をきれいに見せようという意識もなくなり、無表情の時間が増えて表情筋を使わないことになります。これもマスク老けの原因になるのです。
口元がたるむと、顔全体の見た目年齢も上がってしまいがち。マスクをして隠れているから大丈夫と油断していると、知らず知らずのうちにマスク老けしていた、なんてことも。
使っていない筋肉を使うことがエイジングケアにもつながります。早めに対策をした方が、予防もできるのでオススメ。
今回は、マスクをしながらできるエクササイズなど、簡単な「ながら美容」をご紹介します。マスクを有効活用してみましょう。
マスクしながら美容でエイジングケア
エクササイズは、続けることがポイント。習慣化できるようにした方が、マスク老け対策にもなりますよ。
自分で続けやすいものを選んで実践してみましょう。
・マスクの下でスマイル
他人から見られていないと思わず、マスクの下でも微笑むよう意識してみましょう。キュッと口角を上げているだけでも筋肉を使います。
また、不意にマスクを取らなければならないとき、無表情のお疲れ顔になってしまっているかも。スマイル習慣をつければ、口角の上がった好印象に変わりますよ。
・舌を正しい位置に
まずは口を閉じている状態の口内を確認してみて。上下の歯が食いしばっていたり、舌が前歯についていたりするのはNGなのです。
舌で上顎を支える構造が、正しい状態。舌はほぼ筋肉で構成されています。舌の筋肉が衰えると顔のたるみにもつながります。また、歯を食いしばって筋肉が凝り固まると、エラが張ってしまうことも。
上顎の凹んだ部分に舌全体がくっついて収まり、上下の歯が軽く浮いている状態がベストなポジションです。舌の正しい位置を常に意識して（※）。
・舌回しエクササイズ（舌トレーニング編）
舌の筋肉が衰えないよう、エクササイズをしてみるのも有効。マスクの下でもできます。
1.口を閉じたまま舌で歯の表面を舐めるように回す
2.歯茎をなぞるように5回まわす
これを左右1セットずつ行いましょう（※）。
・舌回しエクササイズ（ほうれい線対策編）
舌回しは、ほうれい線対策にもなります。動かす場所が違うので注意して。
1.口を閉じたまま、頬内側のほうれい線が始まる下部分に、舌を置く
2.舌先を下から上へ向かって、ほうれい線をなぞるように動かす
左右1回を1セットとして、3セット繰り返してください。
・ぷっくり頬エクササイズ
口元のシワが気になるという方にオススメなのがこちら。
1.片方の頬に空気を入れて、ぷっくりふくらませ、そのまま10秒間キープ
2.もう片方の頬も同様にする
左右の頬で1セットとし、3セット行いましょう。
お家でトライするときは思い切り空気を入れるのがオススメですが、マスクをしているときは目立つので控えめにするとよいでしょう。
気になるマスク老けは早めの対策を！
今までに経験のない、自粛やマスク生活。長く続いて、もしかしたら慣れてきた方もいらっしゃるかもしれません。マスクをしていると手を抜きがちな面もありますが、気づかないうちに見た目年齢が上がってしまっていたということも…！
マスク老けは、早めの対策がオススメです。使っていない表情筋などのエクササイズは、マスクをしながらできるのも嬉しいですよね。ちょっとしたことの積み重ねが、エイジングケアにもつながりますよ。
執筆者
- 西田 彩花 美容ライター
【保有資格】
・美容薬学検定1級（2014年6月）
・日本化粧品検定1級（2015年5月）
・コスメコンシェルジュ資格
・第2回コスメコンシェルジュコンテスト金賞受賞（2017年）
・JMA メイクアップアドバイザー…
