春夏においしい「ゴールドキウイ」
![春夏においしい「ゴールドキウイ」](/column/column/img/08746_42900.jpg)
- 画像出典:
- スタイリング&撮影 國塩 亜矢子
年中見かける気がする「キウイフルーツ」。実は、種類によって流通しはじめる時期が異なります。4月後半から夏にかけて旬を迎えるのが「ゴールドキウイ」。
今回は、初夏の日焼け対策にもピッタリなゴールドキウイの栄養や食べ方アイデアについて、インナービューティー料理研究家であり食生活指導士1級の筆者がご紹介します。
黄色い果肉と甘い香りが特徴的なゴールドキウイ。ひと昔前までは、キウイといえば緑色の「グリーンキウイ」一択でした。(グリーンキウイの旬は初夏から秋)
今では春限定の「ルビーレッドキウイ」や、初夏から旬を迎える「ゴールドキウイ」なども人気が出ています。また国産キウイも年々増えており、主に11月から12月頃に流通しています。
今、まさに旬を迎えた「ゴールドキウイ」は、グリーンキウイと比べて流通時期や果肉の色味や風味だけではなく、栄養面でも大きな違いがあるんです。
ゴールドキウイは、初夏から秋にかけて多く流通します。グリーンキウイに比べると果肉がやわらかく、スプーンですくって食べやすいのも特徴。
酸味が少なく甘みがやや強い風味なので、キウイが苦手な方や小さなお子様でも食べやすいのが特徴。「酸っぱいのはちょっと苦手……」という息子も、ゴールドキウイなら喜んで食べています。
ゴールドキウイはビタミンCの含有量がグリーンキウイよりも多く(可食部100gあたり152mg/グリーンは88mg)、1日に必要とされているビタミンCの推奨量(100mg)を、1個で十分に摂取することができます。紫外線が一気に強まりはじめるこの時期、ゴールドキウイは初夏の美肌ケアにぴったりのフルーツといえます。
数年前から一部のメディアで、「キウイフルーツはソラレンという成分を多く含むため、朝に食べない方がいい」という記事をいくつか見かけることがあります。
筆者も大変気になるテーマでしたので、色々と調べてみました!
国内だと駒沢女子大学の西山一朗教授が発表されている研究内容が具体的で参考になります。
▽参考URLはこちら
「果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?」にお答えします【拡散希望】| 教員の声| 声のひろば| ニュース&トピックス|健康栄養学科|大学・短期大学・大学院| 駒沢女子大学・駒沢女子短期大学 (komajo.ac.jp)
結論として、キウイフルーツの成分にソラレンが含まれているという具体的な数字や明確なエビデンス(情報)は見当たりません。
また筆者は2024年4月14日から18日まで、キウイの本場であるニュージーランドに視察およびリサーチに行ってきました!
そこで、ゼスプリ本社のイノーベーション・マネージャーである、Paul Blatchford(以下、ポールさん)さんに、最新のキウイの研究結果などお話を伺うと「キウイフルーツを朝食べても紫外線の影響が増えるという心配は全くない、大丈夫!」とのこと。
※ネットでは様々な情報が簡単に手に入ります。情報元が信頼できるのか、確かなエビデンスを示しているのか、情報を受け取る側がしっかりと取捨選択する必要があります。メディアリテラシーを個人が高めることが大切ですね。
キウイは、サラダやオードブルの具材に加えるのがおすすめです。サラダやピンチョスなどのおつまみ、サンドイッチの具材にすると栄養価も高まり見た目も華やかになりますよ。
ヨーグルトにカットしたキウイをトッピングしてはちみつをたっぷりかければ、ビタミン・ミネラル・たんぱく質・カルシウムが揃ったひと品に。お好みでグラノーラやきな粉などを加えても◎腸活にも嬉しい発酵食品とたっぷりの食物繊維を、豊富なビタミンCと一緒に摂取できます。ビタミンCは加熱調理に弱いため、生のまま食べるのがおすすめです!
グリーンキウイと違い、ゴールドキウイやルビーレッドキウイは毛がない品種なので、皮ごと食べることができます。食べやすい大きさにカットして食品用保存袋に入れて冷凍保存しておくととっても便利!
皮部分にも栄養素が豊富なので、冷凍のままスムージーやソースなどに使えば、栄養素を無駄なく取り入れることができます。
初夏の紫外線対策・美肌作りに嬉しいゴールドキウイ、日々の食事に是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
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