こんにちは！フィットネストレーナーの金子由美です。身体のコンプレックスで、下半身の太さが気になっている女性は多くいらっしゃいますよね。「筋トレをした方がいいのかな」と漠然と考えることもあるでしょう。
でも、手軽で簡単に脚瘦せをすることが出来たら嬉しいですよね。そこで今回は、電車の移動中に出来る脚痩せのポイントと簡単なエクササイズを紹介したいと思います。
普段何気なく座っている時、どんな姿勢でいますか？実は、座り方によって簡単に脚痩せが出来るかどうか決まってくるのです。要するに筋肉は使わなければ衰えて張りが減ってしまい、引き締め効果は期待できなくなります。もちろん定期的にトレーニングをした方がいいのですが、日頃から意識できることをするのも大事なのです。
では座り方の例として、横からの姿勢を見てみましょう。骨盤を倒し腰を丸めて座っていると、お腹の力が抜けるだけでなく脚の緊張も抜けがちになります。脚痩せをするためには骨盤を立てて座り、下腹部や股関節の筋肉を働かせることが大事です。油断して座っていると脚の緊張が抜けて意識しなくなり引き締め効果が弱くなってしまいます。
まずは、骨盤を立てて背すじを伸ばした座り方を意識してみましょう。写真のように骨盤を倒して腰を丸めた姿勢になってないかチェックしてみてくださいね。
簡単に脚痩せをするために必要な筋肉は、膝を揃える「内転筋」、骨盤を立てる「腹筋」「多裂筋」などです。まず内転筋は脚の付け根から膝の関節にかけてある筋肉です。脚を内側に寄せる動きで働きます。
腹筋と連動するので、内転筋を強化することで脚痩せプラスお腹の引き締め効果も期待できます。そして多裂筋は背骨の近くにあり、骨盤を立てるのに必要な筋肉の一つです。
ではここで、よく見かける座り方の悪い例を2つ挙げます。普段から無意識にやっていないかチェックしてみてください。最後に簡単な脚痩せエクササイズもご紹介しますね。
1つ目は足首を絡め、膝をパカっと開く座り方です。このように足首を絡めていれば楽に感じて膝が開いてしまうので要注意！
2つ目は膝を閉じてカカトが開いた座り方。この座り方だと股関節が内側に捻られた状態で、お尻の筋肉がうまく使えません。実は、内ももの筋肉もあまり使えてないのです。脚痩せを効果的にするには、膝もカカトも揃えましょう。
膝やカカトを揃えたら、簡単な脚痩せエクササイズをやってみてください。
カカトを上げ10秒キープし、ゆっくり下ろす。膝はピッタリ揃えたまま10回から20回繰り返します。この時、骨盤を倒さず背すじは伸ばしたまま行います。
いかがでしたか？電車内で出来る簡単な脚痩せエクササイズ。大事なポイントは、座る時の姿勢です。骨盤を立てて背すじを伸ばすことで身体を安定させ、膝やカカトを揃えることで内ももからお腹に力が入ります。
ちょっとした意識の積み重ねが脚痩せ効果を上げてくれるのです。是非、今日から実践してみてくださいね。
【プロフィール】
快適な身体づくり専門家・フィットネストレーナー。1988年からフィットネスクラブのスタジオインストラクター、2003年からパーソナルトレーナーとして活動し、マンツーマンやグループを中心に健康維持増進をサポー…
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