長芋の一番おいしい時期や特徴とは?
年中手に入る長芋ですが、特に12~2月の寒い冬の季節が旬真っただ中でおいしいんです。ほど良い粘りと水分量のバランスが整って味の濃い冬の長芋、是非様々な料理で頂きたいもの。長芋は、生食・すりおろし・加熱時間によっても様々な食感を楽しめるという点も、いも類の中ではとても珍しい食材。また、山芋カテゴリーの中でも一番低カロリーなんですよ!
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秋冬が旬の「長芋」(ながいも)は、大きな分類では「山芋」(やまのいも)の仲間で、特に細長い棒状になった芋のこと。ほど良い粘り気とたっぷりの水分で、どんなお料理にも活用しやすいのが特徴です。今回はそんな長芋の栄養や食べ方アイデアについて、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。
年中手に入る長芋ですが、特に12~2月の寒い冬の季節が旬真っただ中でおいしいんです。ほど良い粘りと水分量のバランスが整って味の濃い冬の長芋、是非様々な料理で頂きたいもの。長芋は、生食・すりおろし・加熱時間によっても様々な食感を楽しめるという点も、いも類の中ではとても珍しい食材。また、山芋カテゴリーの中でも一番低カロリーなんですよ!
長芋は昔から「山のうなぎ」とも呼ばれるくらい、スタミナアップや滋養強壮に良い食材として親しまれてきました。その理由としては、消化酵素のジアスターゼやぬめりのある水溶性食物繊維が胃腸を保護したり、新陳代謝や疲労回復をサポートする成分が含まれているからです。体が冷えるとつい乱れがちなのが腸内環境。そんな腸内環境を整え、腸活をサポートする食物繊維も長芋には豊富に含まれています。
体が冷えがちな冬は、巡りが悪くなることでむくみが起こりやすくなります。長芋に豊富に含まれるカリウムには、細胞内の水分バランスを調整する働きがあり、むくみの改善をサポートします。カリウムは水に溶けだしやすいので、すりおろして「とろろ」にしたり、スティックサラダにするなどの生食か、さっと炒めるといった「水にさらさない調理」がむくみ対策としてはおすすめです。
長芋に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」は加熱に弱いため、こちらも生食がおすすめです。すりおろした「とろろ」なら分解・吸収もしやすいですね。ジアスターゼは胃酸をコントロールし消化をサポートしてくれるので、12月の冷えや暴飲暴食による胃腸の不調にはぜひ「とろろ」を食事に取り入れてみましょう。
とろろなど生食だと独特の粘りがある長芋ですが、加熱すると全く違う食感に変身します。さっとあぶる程度ならサクサク、じっくり加熱するとほくほくに!我が家では、輪切りにした長芋をフライパンやホットプレートで焼いて醤油を少しつけて食べるのが家族もみんなお気に入りです。
昔、義母が作ってくれて印象的だったのが「すりおろしてから加熱した長芋」のふわふわ食感。グラタンのホワイトソースの変わりに具材に広げて、ピザ用チーズをのせてオーブンで焼いたものだったのですが……ふわふわで、長芋の新しい食感を知ることができました。普段のおかずにはモチロン、小さなお子さんの離乳食や咀嚼・嚥下機能が低下してくる高齢者の方向けのお食事としても「すりおろして加熱」した長芋はおすすめです。
調理方法によってさまざまな味わいが楽しめる旬の「長芋」。お好みの食感別に、またお悩み別にピッタリの食べ方を選んで楽しんでみて下さいね!旬食材でおいしく楽しく、冬の寒さに負けない健やかで美しい体作りを目指しましょう。
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
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