冬も日焼け・紫外線対策は必要？天気や場所で変えたい冬のUVケア

SNSでシェアしよう！

気温と湿度ともに低く、日照時間も短い冬は、夏と比較すると、強い日差しを浴びる機会も少ない季節です。そのため、つい紫外線対策を疎かにしがちな方も意外と多いのではないでしょうか。しかし、冬でも紫外線は降り注ぐため、必ずしも日焼けをしないわけではないのです。今回は、冬に紫外線対策が必要な理由と併せて、天気や場所ごとにおすすめのUVケア方法をご紹介します。

冬でも日焼けはする？紫外線対策が必要な理由

寒い冬は、夏ほど日差しが強い日も少ないため、紫外線対策が疎かになりがちな時期です。しかし、季節に関係なく、紫外線は私たちの肌に降り注いでいるのです。そもそも、紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類があります。UV-Bは、夏の時期（7～8月）が最も強く、冬が近づくにつれ、量も減少します。対してUV-Aは、1年を通してほとんど変動がなく、冬でも夏の半分程度にしか量が減らないのです。また、このUV-Aは曇や窓ガラスも突き抜けるため、天気や場所に関係なく、対策が必要になります。シワやたるみの原因にもなるUV-Aを防止するためにも、冬もUVケアを行うことが大切なのですね。

画像出典：: Adobe Stock

【シーン別】冬におすすめの紫外線対策

1年を通して行いたい紫外線対策ですが、冬は夏ほど紫外線のパワーも強くないため、過度なUVケアをする必要はありません。また、冬は肌が乾燥しやすい時期であるため、肌負担の大きい日焼け止めを使用すると、かえって肌トラブルを起こす可能性もあります。そのため、冬は天気や場所などのシーンごとに合わせて、適切な紫外線対策を行うようにしましょう。

＜1日中家の中で過ごす日 or 曇りの日＞

冒頭でもお伝えした通り、UV-Aは雲や窓ガラスをも突き抜ける紫外線です。1日中家の中で過ごす日や太陽が見えない曇りの日であれども、紫外線対策は必要になるのですね。とはいえ、冬の室内や曇りの日であれば、それほど高いサンケア指数は必要ないため、「SPF10/PA+」程度の日焼け止めを塗れば十分に紫外線対策ができます。きしみ感のある日焼け止めが苦手な人は、ジェルタイプやミルクタイプなど、スキンケア感覚で使用できる日焼け止めを取り入れてみましょう。また、日中用乳液やクリームのなかには、UVカット効果をもつ商品もあるので、日焼け止めを塗りたくない時は、それらのアイテムを活用するのもおすすめですよ。

画像出典：: Adobe Stock

＜軽い散歩や買い物＞

冬であっても屋外では常に紫外線が肌に降り注ぐため、軽い散歩や買い物時にも日焼け止めは必須です。ただし、長時間の外出でない場合は、室内で過ごす日や曇りの日と同じく、高いサンケア指数の日焼け止めを使う必要はありません。軽い散歩や買い物を目的とした外出時は、「SPF20/PA++」程度の日焼け止めを塗って過ごすようにしましょう。また、冬の外出時は、温度や湿度の低下で肌も乾燥しやすい環境です。紫外線対策と併せて、乾燥対策も行いたいため、日焼け止めは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された商品を選ぶのがおすすめですよ。

＜屋外での運動やレジャー＞

冬は夏ほど汗をかかない時期ではあるものの、屋外での運動やレジャー時には、体全体が温まり、自然と汗をかく場合もあります。汗をかくと、せっかく塗った日焼け止めも一緒に流れてしまうため、屋外で運動やレジャーを行うときは、こまめな日焼け止めの塗りなおしも意識してみましょう。また、日中は紫外線が一番強い時間帯であるものの、夏ほど威力は強くありません。屋外での運動やレジャーであれども、「SPF30/PA+++」程度の日焼け止めであれば、十分な紫外線対策を行うことができるでしょう。

画像出典：: Adobe Stock

＜ウィンタースポーツや雪国への旅行＞

基本的に高いサンケア指数の日焼け止めを必要としない冬の時期ですが、雪が積もる日や場所だけは注意しましょう。というのも紫外線には、太陽から直接肌に届くだけでなく、一旦、地表まで降り注いだ後に反射して肌に届くという性質もあります。特に雪の反射率は約80％と高いため、雪が積もっている場所では、照り返しによる日焼けに気をつける必要があるのです。ウィンタースポーツや雪国への旅行などでは、最低でも「SPF30/PA+++」以上の日焼け止めを。可能であれば、「SPF50/PA++++」程度のサンケア指数をもつ日焼け止めを塗るようにしましょう。また、汗をかくウィンタースポーツでは、汗とともに日焼け止めが流れる可能性も高いため、水に強いウォータープルーフタイプを選ぶのがおすすめですよ。