おいしいナスの選び方
ナスはヘタ部分以外はすべて食べられるお野菜です。選ぶ際は、そのヘタ部分が鮮やかな緑色のもの、皮にハリがあり傷やへこみがなく艶やかなもの、切り口がしなびておらず、みずみずしいものを選ぶといいですよ。
長さや形など様々な種類があるナス。旬の夏には、いつも以上に種類豊富なナスがあるので食べ比べてみるのも楽しい時期です。そんなナスにはエイジングケアやむくみ予防に嬉しい栄養が豊富なんですよ!
ナスはヘタ部分以外はすべて食べられるお野菜です。選ぶ際は、そのヘタ部分が鮮やかな緑色のもの、皮にハリがあり傷やへこみがなく艶やかなもの、切り口がしなびておらず、みずみずしいものを選ぶといいですよ。
ナスを買ってきたら、まずは新聞紙に包んでから食品用保存袋に入れて野菜室で保存し、なるべく早く食べきりましょう。当日~翌日中に食べきるなら常温保存でもOKです。
ナスには、細胞内の余分な塩分(ナトリウム)の排出をサポートする働きが期待されている「カリウム」が豊富です。真夏は熱中症予防のためにも水分補給が増えますが、スポーツ飲料など塩分多めの飲料をうっかり飲みすぎてしまうことも。
ビールに合う塩気の強いおつまみの取りすぎにも注意。ちょっと塩分が気になるな、というときはナスを料理に取り入れてみましょう!
ナスには「食物繊維」も豊富です。厳しい暑さ・食欲不振などで体のリズムが乱れがちな真夏は、腸のリズムも乱れてしまいがち。しっかり食物繊維を補給することで腸内環境を整えましょう。
ナスの皮部分の紫色は、ポリフェノールの一種である色素成分「ナスニン」によるものです。細胞老化を防ぐ抗酸化力が非常に高い栄養成分なので、紫外線ダメージによる肌老化などを防ぎエイジングケアをサポートしてくれます。
料理をする際は皮をむかず、丸ごとおいしくいただきましょう!
ナスには意外ですが、「葉酸」も豊富です。葉酸は、妊娠初期の胎児の成長に特に必要とされる重要な栄養素で、主に葉野菜類に多く含まれています。妊娠が判明してから慌てて摂るのではなく、妊活中から意識して摂りたい栄養素です。
それでは最後に、栄養豊富なナスを使ったお手軽レシピをご紹介しましょう。
抗酸化作用の高いパプリカをナスと合わせることで高い抗酸化力アップを狙いつつ、不足しがちなたんぱく質や鉄分を牛肉から摂取できる一品です。ごはんにのせ、卵を落とせばたちまち真夏のスタミナアップ丼にもなりますよ!
※ポイント※
ナスはアクがやや強いので、切った後水に数分さらしてから調理することで、味がしみこみやすくなります。
<材料> 作りやすい分量
・牛肉切り落とし 300g
・パプリカ 1個 (ピーマンでもOK)
・ナス 普通サイズ約2本 (米ナスなら1個)
・ごま油 大さじ1
・酒 大さじ1
・オイスターソース 小さじ1弱
・塩、こしょう 適宜
<作り方>
1.ナスはヘタを取り、乱切りにする。パプリカはヘタと種を除き、約2㎝角に切る。
2.フライパンに油を引き中火にかけ、まずナスを入れてふたをして数分蒸し焼きにする。
3.しんなりしてきたらフライパンのふちにナスを寄せ、牛肉を重ならないように並べ入れ、酒を加え、上にパプリカをのせたらふたをして数分蒸し焼きにする。
3.肉に火が通りはじめたら弱火にし、オイスターソースを回し入れて全体をよく和えれば完成!お好みで塩・こしょうで味を調えてください。
白いごはんにも、そうめんなどの夏の冷麺にもよく合う一品です。夏バテ予防のためにも、美容のためにもぜひお試しください。
【保有資格】
・女子栄養大学認定・食生活指導士1級
・べジフルビューティーアドバイザー
・調味料ソムリエ
・キッズキッチンインストラクター
【著書】
・決定版!節約・冷凍レシピ(宝島社)
…
【参考文献】
・「旬の野菜の栄養辞典」(エクスナレッジ)
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店)
・「栄養素の通になる」(上西一弘)
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