春の肌荒れ原因は何?
もともと季節の変わり目は、気温や湿度が変わっていく時期でもあり、敏感肌に傾きやすいもの。普段は敏感肌でなくても、肌荒れしやすくなってしまうのです。これを「ゆらぎ肌」と呼ぶこともあります。
春のゆらぎ肌の原因は、複数存在します。
◆季節性アレルゲン
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冬の乾燥がやわらいでくる春。だけど、毎年この時期になると肌荒れしやすくなるという方もいらっしゃいます。こうしたときは、きちんとスキンケアをして、肌老化を防ぐのが得策。春のゆらぎ肌の原因や、対策方法をご紹介します。未来の美肌を作るのは、今のスキンケア。ぜひこの春は、実践してみてくださいね。
もともと季節の変わり目は、気温や湿度が変わっていく時期でもあり、敏感肌に傾きやすいもの。普段は敏感肌でなくても、肌荒れしやすくなってしまうのです。これを「ゆらぎ肌」と呼ぶこともあります。
春のゆらぎ肌の原因は、複数存在します。
◆季節性アレルゲン
アレルギーの原因になるものは、さまざま。限られた時期に出てくるものもあります。
春でいえば、スギやヒノキなどの花粉、ほこりなど。そのアレルゲンが肌に付着することによって、敏感肌に傾いてしまうのです。
◆寒暖差
季節の変わり目は、寒暖差が大きい日が続きやすいですよね。実は、その寒暖差が直接肌に悪影響を及ぼすことも研究されているのです。
肌のバリア機能や保湿機能を促す酵素であるカスパーゼ14が、寒暖差によって減少するとも報告されています(※1)。
◆紫外線の上昇
紫外線には、UV-AとUV-Bの2種類があります。
UV-Aが地上に降り注ぐ量は、1年を通して比較的変動がありません。UV-Bに関しては、冬に減少し、夏に向かって増えていきます。紫外線も肌ダメージや肌老化の原因になるため、夏以外も油断してはならないのです。
◆新生活のストレス
春は環境が変わりやすい時期。そのため、新生活に慣れるまでのストレスが出やすいのです。
ストレスによって、ホルモンバランスが崩れる場合もあります。メラニン産生を促したり、皮脂分泌が多くなったりと、シミやニキビなどの原因にも。
ゆらぎ肌の状態になってしまうと、バリア機能が弱まり、なかなか肌の調子も戻らないもの。肌荒れを未然に防ぐようにし、敏感肌に傾いている場合はスキンケアを切り替えましょう。
◆丁寧に洗顔する
肌に付着したアレルゲンが原因であることも考えられるため、丁寧に洗顔することが大切です。ただし、汚れを落とそうとゴシゴシこすると、逆に負担になってしまいかねません。もこもこの泡で包み込むようにして洗うようにしましょう。
特に花粉症の方は、帰宅後に洗顔するようにして。洗顔後は、しっかりと保湿するのも大切です。帰宅後すぐに付着した汚れを落とすことで、ダメージを小さくします。
◆低刺激性の化粧品を使用する
バリア機能が低下しがちなので、肌刺激にならないよう、敏感肌用のスキンケアを選んでみて。使ったことのないスキンケアアイテムを試すと、合わないこともあるため、この時期に肌荒れしやすい方は避けた方が無難。
敏感肌用化粧品の中でも、保湿効果が高いタイプを使って、肌荒れによる乾燥をケアしましょう。
◆紫外線対策はしっかりと
夏ではないからと油断せず、紫外線対策をするようにして。特にUV-Aは、室内にいてもガラス越しに降り注ぎ、肌老化の原因にもなります。
おこもりデーは、UVカット効果のある乳液やクリームを使ってみるのも良いでしょう。保湿しながら紫外線対策ができます。
ゆらぎ肌状態の場合は、敏感肌用の日焼け止めを選んでください。オススメなのは、ベビー用の日焼け止め。肌に優しい処方の上、赤ちゃんでも不快感を覚えにくいよう工夫されていることが多いからです。
毎年春になると肌荒れしてしまうという方は、ぜひ今年からスキンケアを見直してみて。今の肌状態を整えておくと、肌老化予防にもなり、未来の美肌にもつながります。
春特有の肌トラブル原因があるので、正しくゆらぎ肌をケアしてくださいね。
【保有資格】
・美容薬学検定1級(2014年6月)
・日本化粧品検定1級(2015年5月)
・コスメコンシェルジュ資格
・第2回コスメコンシェルジュコンテスト金賞受賞(2017年)
・JMA メイクアップアドバイザー…
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